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改札へ向かう人の流れを見る

通勤で、私鉄から地下鉄への乗り換えがある。

私鉄の改札を出ると、幅の広い下りの階段。
降り切った先には地下鉄の複数の改札口。

階段の上からは人の流れがよく見える。

最初はバラバラと改札を目指していた人たちが、徐々に整列し、改札へ吸い込まれていく。

階段を降りながらそんな様子を見るのがすきだ、なんとなく。

どの改札の前にも長い列ができて、あるところはつっかえ、あるところはスムーズに流れ、小さな滞留と解消が色んな場所で繰り返される。

今日は人が多いな、なんて眺めているうちに、わたしもいつしかその一部になっている。

早く改札を通りたい人は、少しでも進みの早い列へと、どんどん場所を変えていくけど、その場所もずっとスムーズに流れているわけでもない。

わたしもせっかちな方なので、なるべく進みの早い列に並びたい気持ちもある。

でも最近では、場所を変えても早く進むとは限らない。どこにならんでも誤差の範囲。と思うようになって、多少の割り込みがあんまり気にならなくなってきた。

改札もだけど、いろんなことがそんな風じゃないかなとふと思う。無理に急いでも、早く進めない。



通勤中に考えた、なんでもないことの記録