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はじめに。 de-jpが目指すもの

初めまして。ベルリン在住のコミュニケーションデザイナー&ドイツ語翻訳者の畑洋子です。「ドイツ語日本語コミュニケーションサービス」と銘打って、日独言語サービスとコミュニケーションサービスによって、日本とドイツを結ぶお手伝いをしています。

ここnoteでは、「日独の相違」「異文化間コミュニケーション」「コミュニケーションデザイン」「海外マーケティング」「ドイツ語翻訳」「Webサイトローカリゼーション」をテーマに書き綴りたいと思います。

初投稿となるこの記事では、de-jpと私について簡単にご紹介します。

私がde-jpを始めたわけ

私は日本生まれの日本育ちですが、ドイツで過ごした時間は、人生の半分以上にもなります。日本にいた頃からドイツに興味があり、ドイツ歴史文化を学びましたが、同時に美術・デザインを実践したいという思いが強く、ベルリン芸術大学で現代美術とデザインを学びました。

そのままベルリンに滞在し続け、翻訳、通訳、デザイン等の仕事を続けてきましたが、そのうち、これまでの仕事の経験と、日独両方の文化基盤を活かした「自分ならでは」の仕事の形を模索するようになりました。

自分なりの回答として見つけたのが、この「ドイツ語日本語コミュニケーションサービス」です。日本・ドイツ間でより良いコミュニケーションを図るための、言語サービスとデザインサービスを総合的かつフレキシブルに提供します。

内容は結局のところ、翻訳、通訳、印刷物やWebサイトのデザインなど、今までやってきたことと基本的に同じですが、それに独自コンセプトをかぶせてブランド化したということになります。これによって、私のやっていることが他の人にとって明確になり、同業者と差別化することができます。

もう1つ、このサービスを始めることの原動力となったのは、折につけて、デザインや翻訳の「残念なケース」を見てきたことです。ドイツ語訳やドイツ語のレイアウトに間違いがあっても、日本人クライアントにはそれが分からないので、そのまま使っていることもしばしば。ドイツ向けWebサイトの場合、日本のWebサイトのデザインや内容をそのままドイツ語に翻訳して、ドイツ人ユーザーが求めているものとはズレたWebサイトになっている、というケースです。そういう場面に出くわす度に「私ならこうするのに」と、歯がゆい思いをし、「私ならこうする」を提案したいと思ったためです。

de-jpの何が特別なのか

ドイツにも日本にも、翻訳会社、広告会社、自営業の翻訳者やデザイナーはいますが、ドイツと日本に特化して、1人の人間がデザインと翻訳の両方を提供する例は、私が知る限り他にありません。

視覚情報(デザイン)と言語情報は、別々のチャンネルで受け止められますが、ビジュアルと言葉がマッチして相乗効果を産めば、一層表現力が増し、メッセージをより印象的に伝えることができます。このため、1人でデザインと翻訳の質の両方を保証できることのメリットは大きいと信じています。私個人の力は限られていますが、全貌を把握しつつも丁寧な仕事で、全体的に大きな効果を引き出すことができます。

デメリットとといえば、規模の大きい仕事や、私の専門外のスキルが必要な場合に、1人では対応できないこと。そうした場合には、独自ネットワークを活かして、各分野で信頼できるエキスパートと提携します。例えば、自分の専門外の言語の翻訳、プログラミング技術など。私はドイツ語ネイティブではないので、ドイツ人ネイティブ翻訳者によるチェックは必須となります。

終わりに

今回は自己紹介のみの内容ですが、今後は冒頭に書いたテーマを中心に、幅を持たせならが書いていきたいと思います。

ドイツと日本の間の異文化コミュニケーション、翻訳全般、コミュニケーションデザイン、多言語Webサイトなどについて、有益な情報を集めていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。


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