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マニアックなレトロゲームこそ至高


1.変わり者

自分はそれほど陽気な性格ではなく、家で1人過ごすのが好きであった。1人は好きだが独りではなく、たくさんの友達に囲まれていた。ただ周りには変わり者と思われていただろう。

皆がマリオカートDSやニューマリDSにハマる頃、自分は漫画に夢中であった。(読んでいたものは確か名探偵コナン、ケロロ軍曹、あとコロコロ掲載漫画だったか)

ポケモンが流行る頃に2chまとめサイトを見始めた。

街へ行こうよどうぶつの森が流行る頃になっておいでよどうぶつの森を買い、イナズマイレブンが流行る頃には「誰でも遊び大全」というDSでできるトランプ&ボードゲームにハマっていた。

自分は周りと同じものを持っていなかったが、逆に周りが持っていないものを持っていた。正確に言うならば周りが買おうと思わないゲームに興味を示
す正確であった。これは今も変わらないかもしれない。

そんな自分の性格は周りからしたら珍しく面白かったのだろう。色んな友達の家に呼ばれた。

自分は今でも協調性は無い方だと思うが、当時も皆がスマブラをしている横で「誰でも遊び大全DS」というレトロでマニアックなゲームを一人始めるやつだった。スマブラはやはり大人気で、大勢で遊ぶと順番待ちだ。その間の時間つぶし、いや、初めはそうだったかもしれない。皆はスマブラの待ち時間に「こちら側」の通信対戦に参加してくれた。軽い時間つぶしのはずが逆にこっちにハマってしまい数時間DSでボードゲームをする。最終的にはその場の全員で、なんてことも。この記事を書きながら、また遊びたくなってきてウズウズしている(笑)

また、モンハン、ドラクエ、ウイイレ、ファイナルファンタジーが流行る頃にはうごくメモ帳にハマっていた。初めて踏み出したインターネットの世界だ。(この記事は後日書くことにする)

極めつけは、誕生日に買ってもらった「相棒DS」だ。親に聞くと、あの頃の自分はこのマニアックなゲームを買うために何件もデパートを探し回ったらしい。この値段がなんと5000円。当時の自分からしたら大金だ。しかしやってみると、ただタップしてるだけで物語が進んでいくだけのゲームで正直全く面白くなかった。このカセットとエピソードは今でも友達は覚えており、彼らがたまに家に遊びに来るとカセットをわざわざ探し出して笑う。昔の話のネタになるだけ買ってよかったと今では思える。


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この下の写真は当時のDSに貼っていたシール。遊んでいたのは幼稚園頃であろうか

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そしてこれはDSi。酷過ぎる。よくこれで友達がいたものだ。変な人、レベルではなく狂気を感じる。

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2.昔を振り返って


 去年、小学校の頃の友達に再会して当時の話をした。自分はポケモン、マリカ、モンハン、イナイレ、ファイファン、ウイイレ、ドラクエをやったことないと言うと、どうやって生きてきたんだと笑われた。中学生になって中古でやっとイナイレ1を買ったことを話すと爆笑された。イナイレ3の流行りも終わっていた頃だから当然だ。しかし当時中学の自分は飽きることなく一人で夢中になっていた。こんな楽しいなら買ってたら良かったかもとほんの少しは思う。弟を誘ってみるが相手にしてくれない。イナイレ2が発売される前は一緒にやろうとあんなにはしゃいでたのに(買わなかった俺が悪い)

3.今の自分と比べて

そう考えると、今の自分は新しく出た流行りの配信サイト、新しく出た最新のゲームアプリをインストールして配信している。大抵の人は流行り物が好きだ。流行を気にする。それだけでなく、やはり新しいものというのは機能やデザイン、性能のどれを取っても古いものに勝る。でも自分が本当にしたいのはレトロゲーム、それもマニアックなもの。これはずっと変わっていない。自分を含め、昔のゲームの方が面白かったという人はゲーム自体の面白さというより皆と笑いながら夢中でゲームをした思い出が根深く残っているのであろう。不可能ではあるかもしれないが、その楽しさを伝えたい。広めたい。誰かと一緒にもう一度遊びたい。

だが、より多くの人に伝えるにはより多くの人に自分のことを知ってもらう必要がある。自分を知ってもらう最も有効な手段が「流行りに乗る」ことである。このジレンマに挟まれてるのが悩みである。

周りの目など気にせず、自分の気になった作品に没頭できていた当時の自分が少し羨ましい。

自分が大手になったとしても何が伸びるかより何をしたいかという精神を忘れずにいたい。


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