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#07.熱波がやってくる夜に/Glass Animals - Heat Waves

おはようございます。6月も半ばすぎ。この週末は日本各地で最高金が30度を超えたというニュースを見ました。

わたしの住む街ではこの週末、さすがに30度を超えるような暑さにはなっていませんが、7月も近いので本格的な夏の暑さももうすぐ。


日本の夏は暑さに加えて湿気もあります。暑さだけなら日陰に入ればそれなりにしのげますが、これに湿気が加わるとこの湿気に満ちた暑さからは逃れられない。ムシムシとした暑さで汗が流れるのは本当に不快。

わたしは夏のあいだ、いわゆる汗拭きシートを使います。拭いたあとにはスッキリ爽快感がやってきますが、それでも限界がある。しばらくすると(しなくても)、ふたたび汗が流れ出すし。

エアコンのある空間に逃げ込まればいいけど、なかなかそうもいかないときもある。ムシムシとした不快な暑さの中ではついイライラしたり、ネガティブなことが頭に浮かんでしまうのは止められない。

熱帯夜という言葉もありますね。蒸し暑くて寝苦しい夜のこと。熱帯夜という言葉が海外にもあるのかはわかりませんが、そんな熱帯夜的な夜を歌った曲がGlass Animalsの"Heat Waves"。

Glass Animals - Heat Waves (Official Video)

タイトルにもなっている"Heat Waves"を直訳すると熱波。一般的に英語では「熱波」は"Heat Wave"ですが、この曲のタイトルは複数形。なぜ、そうなっているのか明確な理由は推測するしかない。

6月半ばの深夜には君のことばかり考えてしまう。これ以上、君を幸せにはできないから。そんな内容の歌詞。6月半ばというのがミソですね。真夏のような暑さがやってきてもおかしくない時期。

イギリスやヨーロッパの夏の暑さに蒸し暑さが加わるかはわからないけど、ひとり孤独に過ごす暑い夜に楽しいことはあまり考えられない。ネガティブなことが頭に浮かんでしまうのもわかります。

しかも、そのネガティブな考えというのは、おそらくひとつだけはない。いくつものイヤな考えや不快な思いが続けざまにやってくる。まるで熱波の波状攻撃のように。だから、タイトルも複数形の"Heat Waves"となっているのかもしれないね。

特にこの曲に出てくる恋人はとっくに新しい恋人を見つけて、この曲の主人公の元から去っていった雰囲気が漂っています。だからこそ、いくつものネガティブな思いを乗せた熱波にも押し出されたような気分にもなるのでしょう。恋人の世界から押し出されたように。

蒸し暑くて寝苦しい、ひとりで過ごす夜。いかにもイヤですね。わたしはつい、エアコンの力に頼ってしまいますが、ネガティブな思いで頭を満たすよりはいいのかもしれないね。


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