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#01.失恋したら歌を書こう/Mae Muller - I Wrote A Song

おはようございます。
さて、このGood Morning! Musicなるコーナー(note風に言えば「マガジン」)を、今回からnoteでやっていきます。

わたしがそのときの気分で適当に一曲取り上げ、そのときの気分で適当な解釈や思ったことなどを書くものです。いわば、音楽エッセイですね、ジャンル的な意味では。

もともとはわたしのツイッターで毎週、フォロワーの迷惑を顧みずに勝手に流していたものなんですが、ツイッターと適切な距離な距離を取ろうという理由で、こちらのnoteに引っ越します。

ツイッターに流していたときには、明確なコーナー名はなかったんですが、noteにマガジンなる機能があり、そこにまとめられるならということで、コーナー名もGood Morning! Musicと名付けました。朝に流すからです。

これから隔週で書いていくつもりなので、時間がある方は立ち寄ってみて見ただけると嬉しいです。


今日取り上げる一曲は、Mae Mullerの"I Wrote A Song"。

Mae Muller - I Wrote A Song


この曲は、女の子が男に別れを告げられて失恋したんだけど、本当はその彼氏にボロクソに文句言いたいところをグッとこらえて、その代わりに歌を書いたという内容です。相手から別れを告げられた怒りや悲しみを、歌を書くことでうまいこと昇華した、みたいな感じですね。

この曲の場合、彼氏から単に別れを告げられたわけじゃなく、彼氏が別の女の子と浮気してた、みたいな背景も見えます。だから主人公の女の子は、家の前で近所に聞こえるように彼氏を罵倒して、彼氏の大事にしてるベンツをボコボコにしたかったとも言ってます。

なかなかの怒りが伝わってきますが、それでもこの曲の主人公の女の子は、彼氏に対する怒りを歌を書くことに振り向けます。そうすることで気分が良くなったと。なるほど、考えてみれば様々な感情を吐き出し、スッキリするための上手い解決法かもしれません。

ところで、恋人に別れを告げられたとき、どう行動するかってことは、その人の性格を表しそうな気もするんだけどどうだろう。歌を書く人は少ないとは思いますが。ユニークな解決策が、物事を良い方向に持っていくこともあるので、アリかもしれないですよ。

ふと思ったんだけど、昔の日本人も失恋したときに和歌を詠んでますね。それこそ万葉集とか古今和歌集とか、そういう時代から。和歌とポップソングの違いこそあれ、その意味では失恋の悲しみや怒りといったネガティブな感情を歌うのは、普遍的な行為なのかもしれないね。


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