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#04.それもなかなか難しいんだけど/Lizzo - 2 Be Loved (Am I Ready)

おはようございます。最近はすっかり初夏の陽気ですね。朝の空気もすっかりさわやかになってきました。

さて、今週は2022.10.05.にツイッターに流したものの再構成、旧作版になります。


今日取り上げる一曲は、Lizzoの"2 Be Loved (Am I Ready)"。
Lizzo - 2 Be Loved (Am I Ready) [Official Video]


タイトルは「愛されたい(その準備はできてる?)」となりますかね。わざわざカッコつきのタイトルになってるのがミソですね。誰もが誰かに愛されたいと望んでいるけど、じゃあ、他ならぬあなたは誰かに愛されるための準備はできてる? と問いかけます。

歌詞の中で「自分のことが嫌いなとき、なぜ他人のことを好きになれるのか?」と問いかけるけど、これが「愛される準備はできてる?」という部分に重なります。曲の主人公は誰かを好きになった直後か新しい恋人ができた直後という時期。その時期の自問ですね。

そこには自分を好きにならなければ他人のことも真に好きにはなれないし、そのままでは不幸で不健康な関係を結んでしまう、みたいな悩みも含んでいる。自分のコンプレックスや欠点だけじゃなく、それらについてネガティブに思い悩む自分も嫌いなわけです。

でも、これはなかなか難しいよね。自分を100%完璧に肯定できる人ってのもほとんどいない。その割合に個人差はあれど、多かれ少なかれ自分が嫌いな部分って誰もが持っているから。嫌いな部分を抱える自分をまでをも好きになれるのかどうか迷ってしまいます。

でも、この曲はそういう嫌いな部分や迷いの部分さえも肯定しているようにも聞こえます。明るく高らかに、そういうものを抱えた自分さえも受け入れて、自分を好きになっていいのだというメッセージのように。

むしろ、嫌いな部分や迷いの部分があるからこそ、それを踏まえた上で相手を愛する準備をするんだよ、みたいな。考えてみれば、コンプレックスや欠点を抱えているのは自分だけじゃなくて、相手もそうだろうから。

そう考えると、この曲は自分や相手の欠点までも愛するのが真実の愛なんだよ、と訴えているようにも聴こえます。

自分のコンプレックスを思い悩みすぎることなく、隠すことも卑屈になることもなく、あるがままの自分と相手を受け入れることの大切さをこの曲は歌っている。それもなかなか難しいんだけど。


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