メニエール病になったかも
いや、正確には「内リンパ水腫」というメニエール病の前段階状態だ。
それでも吐くほどの眩暈を体験したし、それを短期間に繰り返している。
先週から耳がふさがったような状態が続き、片方は耳鳴りがする。
さ~という音が絶え間なく片方の耳から聞こえている。
病気の症状とか人によるし、上記のような症状がある方は病院へ行ってほしい。何もないと知ることも症状の改善に向かうので。
ここは私がこういう診断受けたよ、という病院記録である。
耳鼻科へ
昨今の耳鼻科は行くのにハードルが高い。
私が住んでいるのが地方都市のベッドタウンで、この少子化の折には珍しく小中学校が増設された地域だからかもしれない。地方都市らしく老人も多い。
ネットで調べたらオンライン予約というのができたので挑戦してみた。
今まで行っていたところは時間ごとに人数が決まっており、2日前くらいからその枠内人数で取っていたのだが、今回のところは違う。
とりあえず取って、順番が来る頃に病院に来てくださいと言うところらしい。
参った。
毎朝朝ドラの時間で動く人間にその行動は難しい。
緊張しながらスマホ片手に朝ドラを見、時間を待って予約ボタンを押す。
その後はオンライン問診だ。
真面目に服薬している薬を市販薬や漢方薬、全部調べて書いていたら病院に間に合わない。
関係しそうな薬だけ調べて書く。
病院には診断だけ取ってもらって、薬剤の疑義があれば薬剤師さんに申し出てもらおう。
連休明けということもあり、開始1分で取れた順番は19番。
ウッソ。私の前に18人もいるの!?
(念のため次の日に見たら、だいぶ後に19番が表示されていたので、普段だったらもっとゆっくり予約しても大丈夫そう。)
ビビりながら用意して病院へ向かう。
そして、あーーー!人気病院!駐車場がない。
ぐるぐる回って、探すが、この間に眩暈が起きたらどうしようと不安もよぎる。
そもそも運転していいのか!?
検査
受付をして待っていたら順番より少し早く呼ばれる。
眩暈が主訴なので検査をします、ということ。そうか、そうなのか。
しっかり検査してください。何でもします。の気持ちで向かう。
聴力検査、平衡検査?目を開けて立つ、目を閉じて立つ、を繰り返すやつ。
この日は比較的耳鳴りも眩暈もおさまっていたので異常なし、とか出るやつかなぁと思いながら受ける。
でも、目を閉じて立っていたら段々足元がぐらぐら、頭がぐるぐるしてくる感じがあって、やべえ、とはなった。
検査技師?看護師さん?がしっかり手を伸ばしてくれて支えて下さる感覚もあり、不安と安心を交互に感じながら検査終了。
ふたたび待合室で待っていると、診察されているお医者さんが女性の患者さんに「車酔いなんかも一種の眩暈ですからね」と優しく、しかしはっきりとおっしゃっている言葉が聞こえてきた。
なんだかその一言でここは安心できるんじゃないかと思わせてくれる。
以前行った耳鼻科では単なるアレルギー性鼻炎に対して鼻で笑い(本当にフンと聞こえた)「そうは言ってもね」なんて言われたことがあるので言葉の内容はもちろん口調や態度が誠実に感じた。
診察
先ほどの先生ではなく、呼ばれた診察室にはまた別の先生がいらっしゃった。
私は背も低くどちらかと言うと小柄な方なのだが、同じくらい小柄で、また痩せていらっしゃるのでもっと小柄に思える方だった。
眩暈の原因の可能性として脳のダメージがあることがあるのでそちらの検査をします、と簡単な動きを指示されて動かす。
そちらは問題ないということ。
眼振(目の動きで眩暈の状態を測る)検査をしますと言われ、少し前のゲーム機に付属しているようなものをかぶせられる。
中が暗いので、思わず目を瞑ってしまうが、看護師さんの「先生には目が見えていますので、目を開いて真っ直ぐ見てくださいね」と言われる。
なるほど、昔めっちゃでかいメガネみたいなのをつけられて別の方法でやったことあるけれど、今はこんな機械でやるんだ、と機械の発達に感心した。
そして問診。
眩暈発作が2回起きたことと、長かったこと、眩暈の感じ(ふらふらかぐるぐるか)を聞かれて耳鳴りの状態など自分で訴えたかったことも話せた。しっかり受け止めながら聞いてくださって、それだけでここ来てよかったと思った。
診断は「眩暈がまだ最近だけなのでメニエール病とは言えないが、その前段階の内耳のリンパが増えて溢れている状態。内リンパ水腫と言う状態と言えるでしょう。」とのこと。
あとで調べたらメニエール病はMRIで確定診断が必要なんだそう。発作が起きなければ私もまだ日常に支障をきたしてはいないと判断されたこともあるのだろう。
それでもステロイドを処方するということになり、更に血液検査。
検査技師と思っていた方が採血もされて、これは看護師さん兼任なのでは!?とビビる。
スーパー看護師さんじゃん。
一応個人医院だからいろんなことができるようになった、というような感じなのかもしれないけれど、やっぱりこう色々できる方はすごいと思ってしまう。
今まで通りの生活をしていい、しかし水分補給をしっかりし、休める時には休むようにしてください、という指示。
めまいを防ぐ薬も出します、ということなので一安心。
だがしかし、検査料がかさんで薬代足りるだろうか!?というピンチ。
初めての病院の時はカード使えない可能性があるんだから、現金は多めにもっていかないとねぇ。
とりあえず薬局でお薬もらって一安心。
お子様連れの家族
近くに皮膚科もある耳鼻科だったので、年寄りも多いが、それ以上にお子様連れの方も多かった。
で、お父さんがしっかり面倒見ながら連れてきている方もいて、時代がかわったなぁーと感心していた。
つい5年くらい前の耳鼻科や皮膚科の待合室はお母さんが赤ちゃんや幼児を連れて来ていただけだったよ?
耳鼻科で見たお父さんは、お子さんが感染症だったのか看護師さんに「お父さんも仕事は数日休んでください」と言われていた。
薬局で見たお父さんは、薬をもらってお子さんを抱っこして出る間際に「あー、疲れた」とつぶやいてらっしゃった。
お疲れ様です。
でもお子さん元気に育ててね。
という気持ちで見送る。
土地柄なのか時代が変わったのかはわからないけれど、お父さんが連れていける関係だというのはいいことだよなぁと思う。
話がそれたけれど、新しい体験ばかりの初通院だった。
いや、充実した感じ出してどうする。メニエール病直前で何の改善もされてないのだが。
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