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【はかせ日記】21/9/4 CBC北野誠ラジオにリモート出演。木場のインドカレー。現代美術館『横尾忠則展」、築地を経て、渋谷ユーロスペース『森田芳光70祭展』。宇多丸さん、三沢さんに挨拶。

博士の悪童日記 2021年9月4日(土曜)

北野誠のズバリサタデー

6時起床。
まだ小雨降っている。

昨日の日記を書く。

7時、食卓へ。
今日は仕事が早いので、
ママがモーニングを用意していくれている。

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流石、ママ、盛り付けが綺麗。

長男のも横から盗撮。

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7時半に、今日の運転手、
事務所の後輩・ドルフィンソング三木が来宅。

ノートに乗って、
東中野スモール出版へ。

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江口先生のイラストを
中村さんに受け渡した後、
目白通り一本で東京横断、
CBC東京支社へ。

車中、
ドルフィンソングは漫才協会の修行が
もう始まっており、
東洋館の出来事報告、すべてが面白い。
「絶対、日記に残すべき」と。

9時より、生放送。
『北野誠のズバリサタデー』

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菅総理の辞任問題について。
リモートだが、
大川総裁と10数年ぶりの共演。
嬉しくなる。

博士の気になるニュース。
「苦痛を笑いのネタにする番組」
BPO審議について。
NHKと日本テレビの比較をする。

コロナ禍患者受入病院が倒産。
角田弁護士出演。

こうなると、
皆と会って喋りたいねー。

エンタメ・スポーツ担当 戸井康成。
戸井さんの声は聴くだけで
元気になるよう。

「日本史にみる高齢者の性」
大塚ひかりさん。
『くそじじいとくそばばあの日本史』ポプラ新書
より、女性ではあるが下ネタの軽快なお喋り。
読んでみたくなる。

博士の選んだニュース。
「陰謀論を信じるのは中2がピーク」

工作太郎のコーナー
「やらかし先輩のその後」

やらかし先輩について工作太郎が語る、
まさに陰謀論のような実話だが、
まさに「起業とは、その精神なんだ!」
と言いたくなるし、刺激になる。

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合間にCDを借りる。
つんく♂さんを研究中。

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スタジオ終わり、
杉山マネと論争。
実に他愛もないことで
「言った」「言わない」と。

ボクは怒っているのではなく、
完全に面白がっていて、
論理的にありえないことを
いかにありえないかを説明していると、
周囲からはまるで言い争っているように
見えるとのこと。
ま、そこが面白んですけどね。

駐車場でもひと悶着あり。
これにも笑ってしまう。

そのまま、木場へ向けて出発。

評判のカレー屋『カマルプール』へ。

三木にリサーチさせて、

評判のカレー屋『カマルプール』へ。

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木場は、あちこちにカレー店があるのだが、
そのまで、コロナ禍にもかかわらず、
なかなかの行列店。

厨房は、完全にインドのひとたち。

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茄子とエビのカレー。

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チキンカレー

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ナンをチーズクルチャに変えてみたが、
超濃厚だった。

腹ごしらえを終えて、
東京都現代美術館へ。
短い距離だが超久々の運転。

三木は教習所の教官のよう。
しかし、Noteは運転しやすい。

駐車場を探して、
木場公園を周回して、
ようやく到着。

GENKYO 横尾忠則 東京展。

車中、
東京都現代美術館及び木場公園が、
いかに東京が誇る楽園であるのか、
まだ未踏の関西人である、
三木に力説。

GENKYO 横尾忠則 東京展。
原郷から幻境へ、そして現況は?

2021年7月17日(土)- 10月17日(日)

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以前に、三木と目指したときは、
休館日だったので、
再トライで、久々の現代美術館。

すっかりDATE気分で。

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横尾忠則さんの85歳の新作も眺められる。

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大規模な横尾忠則展は、
マメに観に行っているので、
やはり新作コーナーが楽しみなのだが、
初めてヨコオを見る三木が
息を呑まれる感じを
横で見ているのが楽しい。

横尾忠則展は、
初めて行くひとを連れて行くと、
必ずやその規模に打ちのめされる。

今回は、
1万枚の絵葉書で構成される
《滝》のインスタレーションの小部屋が
設けられていて、
ここでも異常な空間が楽しめる。

美術館を出てからも、
「撮影可能エリア」が設けられてある。
この企画は素晴らしい。

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コロナと向き合う《WITH CORONA》
2020年5月から横尾は自分の作品や写真を素材に、
マスクをコラージュした「WITH CORONA」
シリーズをツイッターとブログで発信し始めました。
コロナ禍でのネガティブイメージを
ポジティブイメージに変換する試みは、
現在600点以上に達しています。

ここだけでも1時間以上、撮影に没頭してしまう。
iPhoneが落ちたため断念したが、
それがなければ最後まで
全部、写真に撮ったであろう。
それくらい横尾さんの人物画大好きだ。

向田邦子さん。
思わず、酒井若菜さんに転送する。

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漂えど沈まず。
開高健さん。

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清志郎は5枚もある。コンプリートお薦め。

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残りはInstagramにあげるが、
これはお値打ちものだ。

美術展で良いのは、お土産コーナー。
絶対、記念に欲しくなるのだ。

ボクが見繕っていると、
三木がお金もないのに、
大決断して『これはボク払うんで……』
と私物を分けて選んでいた。
その姿がけなげなので、
レジで思わず買ってあげる。

こういうパパ活なら
「あり」だろうなぁ。

美術館DATEなんて
学生時代にやってみたかった。
と遠い日の花火を見やる。

19時まで時間が空く。

森田芳光70祭展

「築地行ったこと無いんスよ」
と言うので築地で降りて散歩。

築地移転を知らないテイで見て回る。

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築地と言えば、テリー伊藤さんの実家。

道祖神・テリー伊藤のテイで、話しかける。

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渋谷のユーロスペースへ。
『森田芳光70祭展』の初日へ駆けつける。

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待ち時間、車中で、しばし、こちらを読書。
重いけど、これが面白いのなんのって。

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ボクも10月31日に
宇多丸さんとのトークショーが決まって、
完全にスイッチが入った。

ボクが10代の頃の憧憬、
「想い出の森田芳光」の忘れ物をとりにいく。

入り口で『由宇子の天秤』スタッフさんと一緒に。
この映画ももうすぐ公開になるのだが、
大推薦中なのだ。

本の中でも触れていない、
完全に大学生時代の8ミリ習作の上映だが、
森田芳光ファンは集結している感。

本番前に
楽屋の宇多丸さん、
三沢和子さんにご挨拶。

森田監督の奥様であり、
並走者であった、
三沢和子さんに初めてお会いする。

『映画』(40分)+『工場地帯』(35分) 

まさに作家の原郷を見せられいる様。

しかも、渋谷のユーロスペースの
一本隣の小道、百軒店が森田芳光の実家で、
その様子も映し出される。
時空の歪みとタイムトラベル感。

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『映画』のなかで、
森田芳光が「カオスドシネマ」
を名乗る登場人物が、
ビートルズをBGMに
絵画館の前で恋人と歩きながら、

男「俺が最近、読んだ本で最高だったのは
  ラブストーリーだな」
女「今度、映画になるの?」 
男「恋愛なんて見るものじゃないよ」


と会話が続くシーンがあるのだが、
内心、ボクには、
そこから、
ストーリーが繋がっていく。

1970年に
『ラブストーリー・/ある愛の詩』
の原作がメディアミックスで
大当たりするが、
翻訳と仕掛け人は、
若き日の角川書店の一社員時代の、
角川春樹だ。

そして、映画の言葉通りに、
恋愛を見るのではなく、
実践するのは、
若き日の森田芳光監督であり、
若き日の三沢和子さんだ。

そして、森田作品は、
自主映画時代に、
角川春樹に見初められ、
角川映画に大抜擢されて、
シーンに浮上していく。

まさに「人生の予告編」だ。

森田芳光を今も追悼し続ける、
三沢和子さんの
ラブストーリーが半世紀を経て、
終わらない物語になっている。

と思うと、鳥肌が立った。

終映後、
ライムスター宇多丸&三沢和子 トーク

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この対談が実に見事なもので、
宇多丸さんの、
その微細にシーンを解析する、
カメラ的観察眼も、
大きな俯瞰からのフィルモグラフィ的指摘も
「なるほど」の連続。

しかし、この二人は、
あれだけの大部の本を経ても、
延べ何時間、
延々と「森田芳光論」を話しているのか。
ヒッチコック/トリフォーか、
ゴダール/トリフォーか。
それくらいの「映画の友」による熟れた対話だった。

近田春夫さんの本に続き、
この本を編んだ、
リトルモアの加藤さんと立ち話。

帰途、土砂降りの雨のなか、
三木がしきりと、
「さっぱりわかりませんでした」と。

「森田芳光という名前を昨日初めて聞いて、
初めて見た作品があれだったので、
まったく解釈が出来ないんです」と。

そりゃあそうだろう。

そういう人のために、
本が遺ることも、
ブルーレイ全集が遺ることも、
意味がある。
全ての「作品」は時代を超えていく、
「バトン」なのだから。

しかし、今日一日、
若いやつを自分の好きな趣味に連れ歩いて、
日影忠生的な一日だったなー。

明日がLIVEのようなので、
三木くんを早めに帰す。

帰宅後、『サンデー毎日』の
『藝人余禄』についての読者の問い合わせで、
佐高信さんがメルマガに書いている内容を把握。

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手元の本で探していたが、
言及箇所の初出が確かめられなかったので、
パズルが解けたかのよう。

高須SANと電話で話し。

大事件が起きていたのも知らず、
24時には就寝。


■博士のニコニコチャンネル

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■博士の異常な対談

「水道橋博士の異常な対談」がYoutubeのサブチャンネルでスタートしました。是非、ご覧ください。
第1回ゲスト「週刊文春」元編集長・新谷学氏
第2回ゲスト 作家・元東京都知事 猪瀬直樹氏
第3回ゲスト ジャーナリスト 田原総一朗氏
第4回ゲスト ラッパー ダースレイダー
第5回ゲスト 直木賞作家 村松友視
第6回ゲスト 漫才師 ナイツ塙
第7回ゲスト 表現者クライテリオン編集長 藤井聡
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■ライブ情報

アサヤン https://asayan.s-hakase.com
【受付中】アサヤン VOL.21『出禁の男』解禁〜蘇るテリー伊藤『アサヤン』伝説 / テリー伊藤 / 本橋信宏 / 高須SAN / 島津秀泰

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