【はかせ日記】21/11/28 古舘伊知郎トーキングブルース2021ツアーのFINALを見届けるために茨城つくばまで三又又三と共に足を伸ばす。
博士の悪童日記 2021年11月28日(日曜)
5時起床。
日記を書く。
モーニング、目玉焼きが崩れる。
朝食を取りながら、
昨日のNHKの猪木特番を再生。
スネークピットでの猪木ファンの集会の様子。
皆、闘魂タオルを持参しているが、
ボクが今年、毎日、
身につけているのも闘魂タオルオマージュで、
決して、赤いよだれかけではないのだ。
今日は小旅行ツアーの日だ。
8時半に高円寺駅に
火消し娘さんと待ち合わせ。
想像以上に寒かった。
火消し娘さんは今年知り合ったが、
本来は古舘伊知郎さんの熱烈なファンだ。
今回もツアーのセッティングをしてくださった。
「トーキングブルース」ツアーの、
ボクは今年だけでも4回目。
全部、東京公演なので地方は初めて。
火消しさんは今年5回目だ。
茨城は今年最後のツアーのステージになる。
「博士は何度も見ているので、
博士以外の芸人さんで行きたい人います?」
と聞かれて
「むしろボクが行きたい」と手を挙げた。
それほどトーキングブルースには、
中毒性がある。
三又又三は本来、
古舘さんの名古屋のチケットを
自主的に抑えていたが、
コロナ禍で延期され、
それでは今日一緒に行こうとの
段取りとなった。
最初に渡されたのは、旅のしおり。
これが至れり尽くせり。
驚いたのは今日我々が鑑賞する客席。
ノバホールの大ホールの最前列なのだ。
個人的には、
格闘技はSRS(スーパーリングサイド)は、
何度も経験させていたが、
演芸、芸能を最前列で見る上では初めてだ。
総武線で秋葉原まで出る。
途中、水道橋駅を通過する。
秋葉原駅改札で三又又三と待ち合わせ。
三又は、地方から合流したとのことで
キャリーバック持ち。
駅の階段は大歓迎。
無事に、つくばエクスプレスに乗車。
三又又三はこのトーキングブルース
に参戦するのは初めて。
火消しさんとの初対面トークをしながら。
珈琲を呑みながら談笑。
急行のため約45分でつくば駅に到着。
「意外にも近い」という印象。
駅や地下鉄はアスレチックだ。
外は、雲ひとつ無い信じられないほどの
晴天だった。
つくばの万博跡地の周囲には、
高層建築がなく
天高く晴れ渡り、
秋の紅葉に囲まれ、
池があり噴水から水が吹き上げ、
子供たちが遊んでいる。
それは天国のようだ。
ロケットを目印に公園を横切り、
プラネタリウムへ向かう。
プラネタリウムへ。
この周囲は、つくば万博の跡地なので、
科学系モニュメントが残っている。
プラネタリウムで11時30分からのチケット購入。
チケットがかわいい。
「お腹空きましたねー」と三又。
時間まで腹ごしらえ。喫茶店のカレーで。
時間が来たので会場へ。
プラネタリウムはボクの大好物だ。
毎回ワクワクとロマンチックが止まらない。
プラネタリウムの内容は
日曜日なので子供設定。
昼から夜空へ。
宵の明星。
金星から数々の星座を係員が解説していく。
三又又三が横で文句ばかり言う。
「ないでしょ。見えないわ!」
「それがありなら、
なんでもありでしょ!」
などなど。
確かに言わんとすることはわかる。
夜空に結ぶ、人の意志の線と物語、
5千年前の設定が
現代にも伝承され続け、
世界標準になっているところが凄い。
三又が「これ何時終わるんですか?」
と聞いたところでちょうど、
夜空が朝を迎えた。
「良かった、丁度いいわ!」と。
喫煙所側へ。
エジソンのように閃いた。
まさに右肩にはエジソンがいる。
H2ロケットと一緒に。
フリーマーケット。
思わずザ・ノンフィクションの談志師匠を思い出す。
町中の意匠が目に留まる。
ノバホールへ向かい、外カフェで、
時間まで珈琲を飲んで過ごす。
喫煙所で中野から密航してきた古館ファン、
放送作家の河野虎太郎さんと共に一枚。
こんなところで、
サンタクロースにも出くわす。
ボクの興奮ぶりに三又は呆れ顔。
ノバホールへ。
客席1000人の巨大なホールだ。
最前列へ。
まさか、この位置で見るなんて。
2時間ノンストップ。
ご当地漫談から、現代版桃太郎、
検索老人ネタから、猪木講談。
ジョージ・カーリン風スタンダップ。
という構成は同じく。
落語を聴くように、
同じ話を聴いて入るが、
観客のように楽しんではいない。
毎回、演者として圧倒され、
萎縮しそうになるのを抑えて、
その話芸の技術を盗み、
また話の構成が
どうチューニングされていくのか、
その推移に興味は移っている。
暗転。終了したときには、
感慨深いものがある。
カーテンコールの最後に
「最前列にコメディアンの水道橋博士と
三又又三さんが来てくださっています」
と紹介され大変恐縮する。
「視線に困り、たいへんやりにくい」と(笑)
本当に申し訳有りません。
「来年もやりたいと思います」と。
現代の最高の語り部が締めた。
外に出れば夕焼け。
三又のキャリーバックを拾って、
帰途につく。
車窓から見えるのは、あれは富士山なのだろうか?
秋葉原へ。
構内で「サーターアンダギー」を見つける。
子供たちのお土産に。
火消しさんからもお土産が。
「お腹へった、一杯呑みましょうよ」と三又又三。
秋葉原駅前のブリティッシュパブへ。
ハイボールを呑みながら。
先程のライブを振り返る。
20時前には終了。
中央線で今日一日のお礼を告げて、
高円寺着。
天気に恵まれ、最高の小旅行であった。
ママのいつもの美味しいやつで晩酌。
ツイキャス本日も1時間半。
6月24日から追いかけ続けた旅が終了した。
思えば、26歳のとき、
有楽町の立川一門オールスターズを
実券で客席で見ていて、
兄弟子のダンカンさんから叱られた。
「プロは客席で見てはならない」と。
(今も落語界には、そのルールがあると思う)
その後、高田文夫先生が演芸を客席で見て、
楽屋挨拶なしですっと帰る姿を見て憧れた。
50歳を機にして客席鑑賞を解禁。
一連の歌舞伎、劇団芝居、
よしもとのホール、
和田アキ子さんや沢田研二さんのリサイタル。
春風亭小朝さんなどなどの落語、
ワハハ本舗の本公演、
カンニング竹山、伊集院光、
などなどの舞台を
客席で見たいものを見るようになった。
そして、59歳にして、
古舘伊知郎の単独ライブを
人生初の追っかけツアーで体験したのだ。
そして、それはそれに値するものであった。
その素晴らしさを語り継ぎたい。
24時頃には就寝。
明日は勝俣州和チャンネルだ。
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