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【はかせ日記】22/4/28 原宿スタジオで、BOOKSTAND.TV収録。毒蝮三太夫さん。新井英樹先生。豊島圭介先生。ご一緒に。松井市長との裁判への道4日目に。取材殺到。

博士の悪童日記 2022年4月28日 金曜日

6時15分起床。

とにかくここが正念場で、
頑張るしか無い。

全集中でマルチにやっていく。

日記を書く。

そして本も読み続ける。

該当図書を探すため地下室へ。
たけし関連だけでも山ほどある。

マムシ関連のなかから一番好きなのは、
山中伊知郎さんのこの本。

東京人の『浅草キッド』特集の校正を頼まれていたが、
西条昇さんの初期本。

今は関係ないのに、
柳生ひろしさんの一番古い資料に読み耽る。


マムシ事務所から宅配便。
なんと『談志受け咄』が
お手紙とともに送られてくる。

推薦本が急遽こちらの本に変更になったので
昨日、中野の「ブックファースト」
でお取り置きしていたが、、、
わざわざ送ってくださるとは、本当にありがたい。
入手困難と思って、送ってくださったのだろう。
敏腕マネージャーのハブ三太郎さんだ。

『談志受け咄』
は25年前に単行本化されているが、
それもどこかに持っている。
今回、文庫解説をマムシさんが書いている。
滅法面白い。

3人の逸話が入っているが、

今や名前もわからない任侠の人、
ジミー時田さん。
そしてマムシ師匠。

ボクなら、その任侠の人が、
消息不明の人が誰だったのか、
調査できる可能性があるのだ。

そして、この本は、数多くの著作を遺した、
立川談志師匠の自著のなかでも
筆が乗っている時期であり、
とびっきり面白い!

新井英樹先生の事前アンケート。
(本人の許可を得て転載)
を読み返して驚く。

新井先生のゲスト出演をお願いしたのは、
先々月に大森靖子さんが
一番好きな本をして、
「ザ・ワールド・イズ・マイン」
を挙げたからだ。

そこで
「面識はないが、昔、交流があった」
と番組でボクが発言したのだが、
アンケートを読むと──。

Q1 もともとの水道橋博士の印象

 著書も読んでいたので
 真面目で好奇心が強くて冷静に自分を見てて
 不器用でもフルスイングする人だと思ってました。

 ちなみに幾度か言っていますが50歳過ぎて
「女装してみよう!」のきっかけは
 博士のMXテレビでの女装を観たことでした。

 会ったことあります。
 話題の園子温さんの個展で
 偶然お会いしました。

 交流関係は 連載漫画雑誌での近況報告で
 「江頭2:50の水中クンバカに大感動した」
 と書いたら編集部に博士から
 ダビングしたDVDを送っていただいたことで。

 その後、FAXでの文通のようなことを数回…

 でもオレ、アホなんで
「あの水道橋博士と交流がある」と
 思うと自分がつけあがるんじゃないかと怖くなり
 「せっかくのこの関係ですが、控えさせてください」と。

 …その他、交流人物が被っている感じです。

-------------------。

唖然とする。
人間の記憶の不確かなことと言ったら。
確かに、ワタリウム美術館で初めて会って、
3人で写真を撮ったなー。

そして、FAXもボクは捨てないので、
今もファイルに残っているのに……。

 
Q2漫画を描く時に大事にしていることは?

 これは自分にとって
 運命的な必然で描いている!
 と自分を騙すこと。
 熱くなってるけど
 冷静だと思い込んで熱く描くこと。
 言葉に酔い過ぎず酔って書くこと。
 運命、必然、熱く、冷静、陶酔を
 恥ずかしがらずに描くこと。

Q6これまでに影響を受けた作家・本は?

 漫画家のなる前は

 永井豪、本宮ひろ志、梶原一騎、里中満智子、つげ義春、
 つかこうへい、村上龍

 最近はドストエフスキー、ヴォネガット、
 橋本治、保坂和志、田中小実昌

Q7今おススメしたい本は?

閻連科(えんれんか)『愉楽』 知られてないけど、
圧倒的に熱いヤバい面白い!

いまの時代考えると…「人間の身の程を知れ」なら
 ドストエフスキー『地下室の手記』
『カラマーゾフの兄弟』。
 ヴォネガット
『タイタンの妖女』『猫のゆりかご』
『スローターハウス5』
 三島由紀夫『金閣寺』
 遠藤周作『イエスの生涯』『キリストの誕生』
 コンスタン『アドルフ』

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好きな本や作家はボクとかぶっている。
町山智浩さんと新井英樹さんのYouTube対談も、
ボクにとっては、
まったくボクが町山智浩さんと
話しているように聞こえたほどだ。

『東大怪談』について。
CBCで北野誠さんが、コーナーで紹介していた。
ボクは事前に何も知らなかった。

この面白さは、
その企画でもあるのだが……。


第一章に出てくる「牛人間」
「くだん」と呼べれる「予言獣」、
「妖怪」であり、
古来から目撃されているという。

北野誠さんがボクに説明されるのだが、
半信半疑になる。

幽霊や心霊写真ならわかるが、
相手の顔が牛なら、
もしそこに牛人間が現れたら、
誰もがわかるし、
存在に気が付くはずだし、
パニックになる、

と、CBCのスタジオで、
この本を紹介してくれた、
北野誠さんに言った。

その帰り道だった。

CBCの玄関に-------------------。

これは犬人間なのか。

花見散歩で歩いていたら、
手羽先の山ちゃんの研究所に辿りついた。
改めて見ると、
山ちゃんは「鳥人間」だ!!!!!

そして駅についてから、
名古屋名物「矢場とん」に向かったら、
そこにいたのは「豚人間」だ。

家に帰れば、棚にあるのは──。

カエル人間だ!!

焦点さえ変えれば、日常の中に見えてくる。
それはボクが繰り返す「星座」と同じ概念だ。

そして、この豊島監督の作品。

『三島由紀夫 vs 全共闘』
のナレーションは、東出昌大。

東大出と詐称しているようなもの。

この映画のプロモーションのときこそ、
巻き起こった不倫離婚騒動のさなかであり、
彼には人生のなかの怪談なのだ。

そういう話のつづきをやるために、
BOOKSTAND.TVにきていただいた。

とにかく、ギリギリまで本を読み続け、
資料を整理して、タイムアップ。

『裁判への道』を配信。

今日はボウヤが誰も空いていなかった。

運ぶには大荷物になっている。


高円寺で富城マネと待ち合わせ。

いきなり、
ボクが「財布を忘れた愉快なハカセさん」
になっているのに気が付く。

富城さんに一万円を借りる。
そしてPASMOも昨日チャージした際に
財布にいれたままだ。

切符も購入。

高円寺駅で今日の差し入れを買う。
本来なら
伊勢丹の包みにすべきなのだが。

車中も資料読み、
導線はマネにまかせて。

何時の間にか原宿到着。

歩いてBOOKSTAND.TVのスタジオまで。

スタジオでさっそく例のやつを
振ってみる。

ほんとにおいしんでうか?
つめたいですね。
ホンマや!!
ぼく、野菜苦手なんですよ。
無理ですって。
オイシくないです!!

原カントくんは同調圧力にも屈しない。

人それぞれだ。

そして、原カントくんの目撃情報について。

ダースレイダーさんの『満期5年』の会場で、
一瞬見かけて挨拶したのに、
無視して過ぎ去った。

「あれ、博士さんだったんですか。
あれボクですよ!」

とやはり幻説は否定された。

原田専門家と長谷川カイマと3人が、
しかと目撃したのだから、
ドッペルゲンガーではなかった。

そして高須SANの目黒川沿いの目撃情報にも
「ああ、それボクです!」と自供。

このような誤解を生まないためにも、
位置情報確認ソフトの
「ゼンリン」を復活させるべきだが、
お互いに充電の無駄になるのでやめておく。

毒蝮三太夫さんが入られたとのことで、
一階下の7F楽屋へご挨拶に。

「おお、ここまで来てやったけど、
もう二度と呼ばないでくれよ!!」

から爆笑の連続。
松井市長の件は
「エライよ!!大いにやれよ!!絶対やれよ!!」
と何度も念を押される。

はぶ三太郎(千葉)さんから
映像スタッフの清水泰之さんの紹介を受ける。
通りで最近、YouTube等の対応が増えたはずだ。
そして、彼はボクらのラジオの技術さんでもあった。

「今日だけではお話は終わりませんので、
是非、互いのYouTubeでお願いします」と。

ボクの長男が大学の
正式な後輩になったこともご報告。

「裏口使ったのか?
 阿佐ヶ谷のちゃんこ屋いったか?」
などなどと。

楽屋話をそのまま廻したいほど。

しばし、旧交を温め、本番へ。
機材トラブルで、しばし余談。
その間、マムシさんのご近所だった、
UWFの浦田社長の想い出噺から、
キラー・カーン、グラン浜田の話にも。

師匠は早起きしない、夜型の生活、
般若心経の話から我が家の家業の話へ。

そして師匠の名著へ。
もはや、Kindle版しか在庫がないらしい。
これは再発の道、
文庫化の道へ繋ぎたい。


番組最高齢の86歳の饒舌。
話は転がり続けて、
止まることがない。

流石にスタッフから
タイムアップを告げられる。

記念撮影。

「もっと近くで撮ろうぜ!」
と自ら体を寄せてくださる。

ゲストが3本目だったら、
果てしないトークになっていただろう。
再会を期して別れる。

2本目。新井英樹先生。

お互いの影響を赤裸々に語りつつ……。

人間としての自意識過剰自慢。
娘を持つ父親の心象自慢。

ボクが
「絵がかけない新井英樹だ」
と言うと、新井先生は、
「喋れない水道橋博士だ」
と譲らない。

推薦図書。

カートボネガットの
「猫のゆりかご」

ボネガット論は北村紗衣先生以来だ。
話が弾むに決まっている。

3本目。豊島圭介監督。

東大怪談の話から。
一番怖いもの話。

推薦図書。

能町みね子。
「わたし以外みんな不潔」(幻冬舎)

まさに「秘密の花園」だ。

この本の話も6月に能町さんも来られるので、
そのときにじっくり語ろう。


収録後、次回の打ち合わせ。

富城マネと原宿歩き。

歩きながら、
前回、ドルフィンソングの三木と一緒に行った
『MIZUcafe』へ。

前回はスープカレーが売り切れだった。

「この店はね。
『水が一番美味しかったです!』
って言うのが、正解だからね」
とアドバイス。

コープオリンピアで五輪デザイン服。

これは、必然的にしっくりくるわ。

原宿駅。

三又又三が言う、
「ヤクルト1000を飲んでいたら、
オミクロンにはならない」
という都市伝説には乗っかる。

新宿で富城マネと別れて、中央線で帰還。

帰宅後、今日のお土産をテーブルに並べる。

ママからコンコンと説諭される。
DOMMUNEの赤裸々告白についても。

本日の松井大阪市長の記者会見の模様。
及川健二さんがまたも質問を宛てている。

https://twitter.com/BD01586523/status/1519843689849253888?

早速、ボクのTwitterの肩書を
「自称ジャーナリスト」に変更。

ここからも取材ラッシュが続く。

ジョニー小野の紹介のフリーライターさんと
ZOOM取材。

某国会議員とのアクセス。

米山弁護士と擦り合わせ。

訴状で個人情報以外には、
公開できないところはない。
とのこと。

そして某大手の裁判記者
とZOOM取材。

「ボクが映像を残す」
という趣旨を言うと、
そこはストップ。

取材源秘匿の情報はお互い様なので。
期限が来れば公開可能になるのかも。
あくまでこれは互いの紳士協定なのだ。

一般人に通用しますかね。
ボクはジャーナリストだから、
従いますが。

個人的LINE交換。

人がある日、絶縁するのは何故なのか。
Twitterですらブロックすらしないようにしている
ボクにはさっぱりわからない。

誤解や齟齬こそ、話し合えばよいのに。

寂しいとしかいいようのないやりとりも。

今日もツイキャス配信。
220日連続。

https://twitter.com/Ryoko_K620/status/1520065968000892929?s=20&t=gi3f7aPkkNi_Ay0SyF7AHQ

https://twitter.com/Ryoko_K620/status/1520065970093838336?


新井英樹先生が、
ほぼ同じ時間(9分違い)
に同じ内容のツィートをしている。
ボクたちは、多分双子かもしれない。



12時過ぎには就寝。

明日は、たまたま上京する竹内義和先生と
YouTubeを収録だ。


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