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喫煙・受動喫煙の精神的健康
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概要
喫煙・受動喫煙の問題は、生活習慣病に影響を及ぼす要因として扱われることが多い。
しかし、メンタルヘルス不調に焦点をあてた場合でも、喫煙者はうつ病患者に多く重度が増すにつれその数も増加する、喫煙者のうつ病生涯発病率は非喫煙者よりも高い、うつ病患者は喫煙によって落ち込む気分を和らげようとし、喫煙者が禁煙するとうつ病を発症しやすく再発しやすいことなどが知られている。
また、労働安全の観点からも、喫煙者は非喫煙者よりも業務中のけがを呈するリスクが高いことが明らかにされている。
さらに、職場での受動喫煙暴露のある非喫煙者は、職場での受動喫煙暴露のない非喫煙者よりも抑うつを呈するリスク (オッズ比なので倍数比較はできない) が高いことが明らかにされている。
したがって、生活習慣病の観点だけではなく、非喫煙者のメンタルヘルスの観点からも、各事業所における受動喫煙対策は喫緊の課題であるといえよう。
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