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田舎ホラーと都会

田舎ホラー最高!田舎ホラー最高!

私は怖い話全般好きだけど、特に田舎ホラーが好き。

田舎ホラーと都会について考察してみたけど甘々だ〜。
それでも読んでくれるなら読んでくれ!

田舎ホラーの定番の構成は、その地域やコミュニティでの禁止事項を破ることで怪異にあうというもの。その後はシャーマン的な老人やら、神職や住職にどうにかしてもらえたり、どうにもならなかったり。

ともかく、ほとんどの田舎ホラーの怪異の発端は禁止事項を破ることにある。

例えば、入ってはいけない場所に入る・行ってはいけない時間に行く・やってはいけないことをやる等。
また、禁止事項という訳ではないが、偶然何かに遭遇した際に決まった対処法をしないことなども当てはまる。

(この辺に故意かどうかとかはあまり関係なくて破ったかどうかが重要だったりする。)

この辺りからわかるのは田舎の単一性と怪異の親和性。

集団の中で共通認識として何か超常現象的存在がいて、それが禁止事項を破った折に怪異を起こす。

これは集落の中である程度の共通認識が存在しないと発生しない事象であり、東京などでは無理な話である。

また、東京ではそもそもそのような超常現象的存在の入り込む空間が足りなく、事故物件や心霊スポットなど局地的なものはあったとしても、田舎で言うところの村全域、山一つ分など大きな分布をするものはない。

大きな分布であるほど影響力は増し、領域内や周囲に住む人々に影響を及ぼす。もし、住んでいる地域に超常現象的存在が住む山があれば畏怖の対象になるが、東京の事故物件など隣に住む分には恐れるに足らない。

つまり、怪異が入り込む空間と、コミュニティの人々が共通認識を持つことで田舎ホラーが成立する。

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