なぜエンジニアを続けているのか?

こんにちはこんばんは、Suiと申します。

私は大学を卒業後、メーカー系SIerへ就職し現在2年目です。業務としては、アプリケーションの設計やコーディングを行っています。

大学でプログラミングほぼ未経験だった私が、なぜIT業界に就職しようと思ったのか?理由は、「将来性がありそうな業界だから」。それだけでした。今考えると、とても浅はかな動機だと思いますし、志望動機としては間違いだったと思います。しかし、別の理由からエンジニアになったことは、現時点では間違いでなかったと考えています。その理由について書いていきます。

まず、働くとはどういうことでしょう。会社員だったら自社の利益のため働き給料をもらう、アーティストだったら自分の作品を他人に評価してもらい、対価を得る。つまり、働くことの最終的な目的は対価・報酬を得るということで、その過程として自分が何らかの行動をし、会社または人の役に立つということがあります。ここで、「自分がどのような行動をするのか」と「誰の役に立つのか」でどちらを重視するかによって、働くことへの価値観が異なってくるのではないでしょうか。

私は、「自分がどのような行動をするのか」を重視しています。これは自己中心的な考えでしょうか?これはあくまで職業として働く場合の話で、単純に知人や職場の方個人としての助けになりたいと思う時は、もちろん人のためを考え行動することもあります。そのため、職業として働く場合は、「自分がどのような行動をするのか」を重視すると割り切っています。

次に、職業としてどのような行動をするかを2つに分けます。これは職業によってある程度決まってしまっていて、「決まった作業をマニュアルどおりにやる作業」か「目的に対して自分で筋道を考えながらする作業」かです。エンジニアは圧倒的に後者の方が多いです。これがプログラミングを始めたばかりの人や、入社したばかりの人でも後者のほうが多いというのが、私がエンジニアになって良かったと思っている理由です。他の職種で考えると、会社全体としては後者の仕事が多くても、仕事経験が浅い人は、先輩や上司の言われたことを行うだけになってしまうというパターンが多いのではないでしょうか?それに比べ、エンジニアは作業のプロセスに対する考えを持ち、自分で目的を達成するまでの筋道を作れることが多いです。そのためには多くの学習が必要な場合もありますが、技術が確かならその考えは採用され、他人の実績や機嫌によって理不尽に却下されるこということは少ないです。このエンジニアの風土が自分に合っているため、まだエンジニアを続けていこうと考えられています。


(おまけ) みなさんは、仕事へ対するモチベーションを決めるものは何だと考えますか?給料が高いことや、周りの人に感謝してもらえる・褒めてもらえるなど様々なものがあると思います。しかし今挙げたものは、仕事を遂行することへ対するモチベーションであって、仕事の作業自体に対するモチベーションではないのではないでしょうか。作業自体へのモチベーションとは、ミュージシャンが楽器を演奏すること自体が楽しいと思ったり、シェフが料理を作ったり考えたりすること自体が楽しいと思うことです。エンジニアだったらプログラミング自体が楽しいやデザイン自体が楽しいと思うことですね。

はたして、私はいつまでプログラミング自体と楽しいと思い続けるだろう、、今の感覚ではあと2,3年です。この期間中に、自分がモチベーションを保てそうな仕事を新たに探さないとなと思う今日この頃です。それはプログラミングをする仕事と深い関係を持った別の仕事かも知れませんし、全く別の業種の仕事かも分かりませんね。

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