見出し画像

緑茶を一杯 向田邦子風エッセイ

「病院は疲れる」とはよく言ったものです。今日は持病のために病院へ行ったのですが、待合室の椅子は私の名前を覚えているかのよう。病院の待ち時間は、まるで時間が止まったかのように感じられます。患者はただひたすらに時計を見つめ、針が動くのを待っています。しかし、この針はいたずらに人をからかうかのように、ゆっくりとしか動かないのです。

そして、やっとの思いで帰宅すると、今度はマンションのエレベーターが点検中。仕方なく階段を使うことに。私の足は、まるで重い鉛のよう。祖母がよく言っていた「歩き過ぎて足が棒になった」という言葉が、今日ほど身に染みたことはありません。

しかし、こんな日もあります。今日はもう何もせず、大好きな緑茶を一杯。そして、皆さんの書くnoteを読んで、心を癒やそうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?