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【N/S高政治部】格差と向き合った政治部員3ヶ月間の歩み

初めまして。N/S高政治部第二期生の翡翠と申します。
今回は、「地域・世代間格差」をテーマに行ってきた政治部の3ヶ月間の
活動を振り返りつつ、政治部の一員として私自身がとても学びとなった
お話をご紹介していこうと思います。


(3ヶ月間に衆議院議員 小沢一郎さんの講義も入っていますが、
今回のテーマには含まれていない講義なので割愛させていただきます。)


このような機会をいただくことは初めてで、拙い文章ですが、
最後までお付き合いいただければ幸いです。



1,地域・世代間格差ってなに?

N/S高政治部二期生は、2ヶ月のペースでテーマを変えてチームごとに
活動を行なっています。
前回は、「いじめ問題」に取り組んできました。
部員はテーマ発表後、そのテーマに関するそれぞれのイメージや考えを
書いたエッセーを提出します。
ルールや規制もない完全に自由なエッセーです。
文字数や書き方も人それぞれ。部員一人一人の色が出ます。
私自身としては、前回のテーマとは違い、捉え方に戸惑っていた記憶が
あります。
スタート時点ではテーマをどう捉えたらよいのかが曖昧でした。


2,格差の捉え方

エッセーを提出した後、8月4日に三浦瑠麗先生の講義が行われました。
今回は特に印象に残った三浦先生のお話と部員の意見を掲載したいと
思います。


三浦先生は講義の初めに、格差という言葉についてお話しされていました。
「格差とは何でしょうか。差がある事はわかります。ただ格差というものが良いものなのか、悪いものなのか、あるいは格差があるとどうなるのか、
ということがしっかりと論じられないままに格差という言葉が使われて
います。」
とお話しされた上で、格差という言葉の背景や、時代によって異なる言葉の違いについてお話しされていました。
このテーマを渡された時に、私はさまざまな格差について調べていても、
格差という言葉自体を調べるところまでに辿り着けなかったので
驚きましたし、とても印象に残っているお話です。

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部員の意見では、次のようなものがありました。
「人は社会が不平等だからこそ働き、物を買い、社会を回すもの。
初めから平等で安定なら働く意味などなく、社会は機能不全になるのでは
ないか。」
この意見に対し三浦先生は、現在のコロナ禍やAIが発達した未来の話を
踏まえた上で
「格差による『悪』をわかった上での本質的な指摘」
だと仰られていました。
私はこの意見を聞くまで、格差は悪いもので変えるべきものだと信じて
疑っていませんでしたが、それは経済的な格差などがなくなるという状態が現実に起こるとはまったく想像できていなかったからだと気づきました。
自分の考えが広がったお話しでした。

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私にとって、格差という言葉についての印象が変わったと感じた講義だったので、この二つのお話を取り上げましたが、他にも素敵なお話はたくさん
ありましたので、
興味を持たれた方はこちらのリンクから是非ご覧ください。

YouTube 
ニコニコ生放送    
※どちらも同じ内容です。

考えを膨らませていただいた素敵な時間でした。



3,グループ始動

三浦先生の講義を受けた私たちは、興味を持ったことや次回の講義で、
より深く知りたいと思うことについて、チームごとに
それぞれディスカッションや調査を重ね 、スライドを作成します。

その後、政治部全体でプレゼンを行う時間があります。
ここで重要なのは次回の講義で質問の方向性をいかに示すかです。
この授業は、チームごとに学んできたことの発表会のような場で、
ここで初めて自分のチーム以外の考えや疑問に触れます。
どうしても同じ方向性で固まってしまっていた考えを新しく、柔らかくしてくれる素敵な時間です。(部員としては、緊張の場でもあります。)

今回のテーマは前回のテーマ「いじめ問題」と違い、部員一人ひとりに
大きな価値観の違いはなかったと感じています。
ですが、どこからが「いじめ」と捉えるか人それぞれ異なる様に、
是正すべきだと思う「格差」も人それぞれです。

私はこの時、格差にも優先順位があるのかもしれないと思いました。



4,集大成

今まで練ってきた質問をぶつける場です。
ゲストを招いて行う講義は、ゲストによって雰囲気が異なるので
毎回新鮮な気持ちで取り組んでいます。
今回のゲストは茨城県知事の大井川和彦さんでした。

県知事ということで、いま実際に行っていることや、理想、行動している
からこその苦労など、リアルな実態をお話ししてくださっていたことが
とても印象的でした。

実は県知事になる前は、ドワンゴで取締役をされていた大井川さん。
自分にとってのモデルや意識している姿は、国政に携わる政治家というより
企業の経営者だと仰られていました。
そんなお話からもわかる様に、今までのゲストの方とはまた違った雰囲気の講義でした。
同じ政治家でも、纏う雰囲気や姿勢は全く異なるのだなと実感する時間でもありました。

興味を持たれた方はこちらのリンクから是非ご覧ください。

YouTube
ニコニコ生放送
※どちらも同じ内容です。



5,総括の時間

ゲストの方を招いての講義の後は、再びテーマについてのエッセーを
書きます。
初めてテーマを伝えられた時のエッセーと見比べると全く違う内容になる人もいるようです。
今まで学習してきたことを自ら振り返り、新たな気づきを得ることが
できる場です。
私も、当初あまり意識できていなかった「地域・世代間格差」に触れ、
新たに挑戦したいことを発見したり、自分の中で少しずつ変わっていった
認識に気づけました。

そして部員だけの総括の授業が行われます。
チームごとに今までの活動について話し合いながら振り返りや反省を
します。



こうした時間があることで、チームの取り組み方や今後の課題に気づき、
次のテーマに繋がっていきます。 

政治部第2期が開始して約半年。
政治や政治家の方へのイメージが大きく変わりました。
このような経験をさせていただけていることに幸せを感じています。

次のテーマはどんなことを学べるのでしょうか。



さいごに

ここまで、「地域・世代間格差」をテーマとした政治部の3ヶ月間の歩みをご紹介してきました。
今回が初めてのテーマ別の記事でしたがいかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただいた方に少しでも政治部に興味をお持ち
いただけたらそれ以上に嬉しいことはありません。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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