#21 1日1映画『ファイトクラブ』 植え付けられた価値観を壊せ
#1日1映画
この企画は今年に入って諸事情で映画をほぼ毎日見ることになった男が、ただ見るだけではもったいないと思いnoteに感想を綴るようにしたものです。ネタバレもありますのでお読みの際はご注意を。今回で第20回です。
ファイトクラブ
1999年公開。チャック・パラニュークの同名小説の映画化作品です。
監督は『セブン』や『ベンジャミンバトン』などを撮ったことで有名なデヴィット・ファインチャー。
主演はブラッド・ピットとエドワード・ノートン。
あらすじ
保険会社に勤める男は数カ月もの間不眠症に悩まされていた。医者に相談するも聞き入れてもらえず、紹介されたのは睾丸ガン患者の集まる会合だった。そこで患者たちの悲痛な告白を聞き心を揺さ振れることで症状は幾らか回復した。そんなある日、出張の帰りに自分の家が全焼してしましまい、飛行機で知り合ったタイラー・ダーデンという男に泊まらせてもらうことに。意気投合した二人は夜な夜な男同士一対一で戦うファイトクラブを作る。
「すべてを失って、初めて真の自由を得る」
主人公の男は部屋をデザイナーズ家具で揃え服装にも気を使っているが、満たされないでいました。そんな自分と正反対の自由人であるタイラーと出会うことで彼は初めて生を実感することができたのです。
現代人が当たり前に思っていることは本当に当たり前なのか?植え付けられた価値観に支配されてはいないだろうか。選んだ職業は本当になりたかったものか?着飾ることに意味なんてない。タイラー・ダーデンが語る言葉一つ一つに胸を震わされました。
序盤は男たちが地下で殴り合い、本当の自分を知るといった感じの青臭い感がありますが後半になるに連れミステリー要素が強くなっていく映画です。自分も一度見ただけでは理解しきれなかったのでもう一度みようと思います。
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