#3 1日1映画 『イエスマン "イエス"は人生のパスワード』
4月中旬、2020年も3ヶ月と半月あまりが経過、そんな中、私は映画を観た本数が100本を超えました。ただ観ただけで終わるのは勿体無いので、これからは毎日観た映画についての考察や感想をnoteにつらつらと書き残していきます。
第3回は自分含め現代人には特に刺さるであろうコメディ映画を紹介しようと思います。
『イエスマン "イエス"は人生のパスワード』
主演はジム・キャリー。『マスク』や『マジェスティック』で有名な俳優。
原作はイギリスで作家、テレビ司会者をしているダニー・ウォレスの自己啓発ノンフィクション本。『イエスマン』は彼が実生活において半年間全ての問いに、イエスと言い続けた体験を映像化したものです。
あらすじ
銀行員のカールは何事にも消極的な姿勢で妻に愛想を尽かれてしまう。離婚以来、全ての誘いに「ノー」と言い続けてきた彼だったが、ある日、友人の話を聴き、自己啓発セミナーへと参加する。そこで全ての問いに「イエス」で答えることを誓わされてしまう。
灰色だった世界が「イエス」と答えるだけで途端に色づく
無気力人間だったカールが新興宗教的な集会で誓わされた「イエス」の誓約。カールはこれのせいでかなり大変な目にあいます。ホームレスにお金をあげることになったり、銀行のどんな融資も断れなくなったり、限界に酔っ払ってしまった後のおかわりでさえも・・かなりのハイリスクである「イエスマン」ですが、悪い面ばかりでは無く良い面も多分にあります。「ノーマン」だったカールは自分からあらゆる可能性を始まる前から否定してしまっていました。しかし、「イエスマン」は嫌でもノーとは言えません。これが功を奏し、あらゆる事象が好転していったのです。
人間には恒常性(ホメオスタシス:homeostasis)という現状を維持しようとする性質があります。身体の健康維持のためには重要ですが、行動を変化させたい際には邪魔になってしまいます。したがって、このとりあえずやってみるという行為がめちゃくちゃに重要なのです。
恒常性?そうはいっても信じられない。そんな方こそ『イエスマン』を観てみてください。「イエスマン」になり全てをイエスと答えるその意味、本質がわかります。コメディ映画ではありますが、生きていく上で大切なことを教えてる良映画です。
最後に、僕はこの映画で印象に残っているセリフがあります。カールが一目惚れした女性であるアリソンの「この世は遊び場よ、子供の頃は知ってたのにみんな忘れちゃう」というセリフです。人は大人になるにつれ、無意識のうちに突飛な行動をしないようになります。自分の願望を押さえつけてしまっていませんか?たった一度の人生、不安はあるでしょうが楽しんだもの勝ちです、楽にいきましょう。
原作の日本語訳版はこちら
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