中国企業にいたら、人の返信速度に厳しくなるかもしれない。
中国企業に5年いた弊害なのか?LINEでやり取りする友人たちの返信速度に耐えられなくなってしまっている・・・。
中国では、日本でいうLINEは微信(wechat)、仕事用の連絡手段は钉钉(Ding Talk)や、飞书(LARK)といったアプリがあるのだけど、社外は大体wechatでの連絡となる。
(ちなみにメールは阿里邮件(ali mail)を使っていた)
そうなると、仕事中もwechatを必ず開いているわけで、仕事とプライベート関係なく返信するのが普通だ。
さらに、既読機能がないから?日本人、中国人関係なく、wechatで連絡を取る人たちはみな返信が早い。
だから、「スーパーの帰り道、気持ち悪くなって近くのベンチで休んでる」と連絡したら、すぐに「10分待てる?」と連絡が来て、ポカリを持って駆けつけてくれたり、
「今どこにいる?財布忘れたから、wechat payと現金交換してくれない?」と連絡したら、1時間以内に会えて実現できたりする。
そんな世界に5年以上ずっぽりと浸かってきたので、「返信の速さは仕事の速さであり、相手への敬意でもある」と、信じて疑わないようになってしまった。
日本企業に勤めていた頃は、そんなこと一切思っていなかったはずだけど、どういう気持で過ごしていたのか。もう思い出せない・・・。
そもそも、wechatの友人たちとは30分以内に解決する問題が、LINEだとなんで3時間以上かかってしまうのだろうか?
話を聞いてみると、大体この2つだった。
①自分のペースを乱されたくないから、通知全部オフにしてる
②暇だと思われたくないから、一旦寝かす
わかるんだけど、私はボールを持っておきたくないから即レスするし、
即レスできない時も「あとで返信するね!」と一言送るようにしている。
だって、それが相手への敬意だと思っていたから・・・。ぐすん。
もし「即レス怖いからやめて!」と言われても多分できないように、
相手に返信の速さを求めるのは間違っている。・・・とは思っている。
けど、どうしても返信が遅い=私のことどうでもいい、という方程式が成り立ってしまい、勝手に返信が遅い人をフェードアウトしていく傾向にある。
(逆を言えば、返信が早い人とは急激に仲良くなる)
この返信遅い相手が同じソーシャルアパートメントに住む住民となると、さらに厄介で。
相手が何をしているか見えるから、「お前、なんで私に返信してないのに共有スペースで人と戯れてんねん!!!」という謎の怒りが湧き起こる。
マジで良くない。
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