見出し画像

制作過程報告

制作は大幅に遅れている。
去年にはもう一作ほど出すつもりでいたはずなのだが、なぜだ。
こんなに遅れるのはスランプなどという甘いものではない。
これは根深い問題であるような気がしていることから、
なぜこんなことになったのか、その理由を思い出せる範囲で書いておこうと思う。

目次

1  ネットフリックスが面白い
2 完璧主義な気分
3 コロナウィルス
4 目移りしているのではないか

1 ネットフリックスが面白い

うちにも来てしまった、ふいに。
生きてると定期的に感情が無くなる。
ふいに何もかもがどうでもよくなって、その瞬間に時間の流れ方が変わる。
めちゃくちゃ早いように思う。
とにかく何も感じなくて、好きな音楽を聞いてもいい曲だなぁで終わって、そこからもっとすごいものを作ってやるでも研究してみようでもなく、そこで終わってしまう。
年齢のせいかなぁとも思っていたけど、単に気分の問題なんだろうなと思った。
年齢を重ねると知らないものが出てきたときに知っているものと"似ている"と勝手に自分で決めつけてしまう。
主観的にいうと、凄く甘いものを食べた後に少し甘いものを食べても甘味を感じづらいのに少し近いのかもしれない。

そんな不感症である自分に対して、感情をモンスターやレッドブルみたいに体に入れるにはどうしようかと考えて、アニメをめちゃくちゃ観た。
音楽を聴いて感動することで得られる感情の代理としてアニメを観て感動しようと試みた。
飲薬から座薬にしてみました的なノリでいたのだが、効果はあったように思う。
やはり面白いものはめちゃくちゃ面白い。
むしろ、漫画好きなくせに何故今まであまりアニメを見なかったのだろう。
しかし、この座薬は劇薬だった。
ヒリヒリするほど面白すぎたのだ。
ネットフリックスとの契約を決めたのはDEVILMAN crybabyとストレンジャーシングス。
中学生の図書室で読んだデビルマンは衝撃的で、アニメを介してトラウマえぐってみようと思ったのと、君は好きだと思うと言われ続けてきたストレンジャーシングスは間違い無いだろうと思っていた。
デビルマンは大きな緑の人という印象があるかもしれないけど、それはアニメ版で、原作とは大きく異なる内容になっている。
鋼の錬金術師の比ではない。
想像以上に原作っぽくて、とても面白かった。
そこからダラダラと他のアニメを観ることになってしまったが、最もまずかったのはストレンジャーシングスだった。
これもとても好きな分類のものだった、特に音楽がよかった。
舞台が80sのアメリカ、DevoだとかJoy Divisionだとかの音楽がBGMに採用されていて、その中でもオリジナルサウンドトラックが特に胸を打った。
そうなると、無意識に影響を受けていたらしく、ストレンジャーシングスの中で使われていそうな曲ばかりを気がつくと大量に以上作っていた。
そして、このストレンジャーシングス病から抜け出すのにとても時間がかかってしまった。
シーズン3で、印象的な場面でネバーエンディングストーリーが流れるけれど、ここでふと自身の制作もネバーエンディングなのではないかと思った。


つづく

貯金はせず、音源やグッズの制作などにあてたいと思います。 よろしくお願いします。