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IRを離れて1年半以上経った元IR担当が箸休め的に書くエントリー

どうも、某グロース上場企業(2978)で2023年4月までIR担当をしていたシゲマツ(弁護士・NY州弁護士・宅建落ち)と申します。

当時、X(Twitter)やnoteを使ってIRを行っていたことから、2022年にIR系アドベントカレンダーを立ち上げ、昨年2023年は表と裏にわたりIR系アドベントカレンダーを開催しました。

<IR系アドベントカレンダー2022>

<IR系アドベントカレンダー2023(表)>

<裏IR系アドベントカレンダー2023>

さて、そんなこんなで2年続いたIR系アドベントカレンダー。

昨年はIR担当を辞めた年だったのでまだ勢いも残っていたのですが、今はしがない弁護士に戻り(今年8月に事務所開設し現在弁護士3名の事務所を経営しております)、友人弁護士と共に弁護士・法務人材に特化した零細人材採用支援サービス会社を経営したりしているだけなので、もはやIRネタがありません。。。

個人投資家としての視点とかも書けたらいいのですが、弱小投資家すぎて書けることなんてありません。。。

今年の投資成績推移位。おい4月と8月…。

おまけに昨日、IR Agentsさんが素晴らしいエントリーを書いてくださいました。これはマジで全IR担当/CFOと上場企業社長は絶対読むべきかと思います。

初っ端からものすごくためになるつよつよエントリーの後を受けた自分として、すべきことはただ一つ。後に続く人たちのために「ハードルをできるだけ下げること」だと思います。

そうじゃなきゃ、みんな怖くてエントリーできなくなってしまいますものね(うん、そうだ)。

なので、本エントリーでは、大それたことを考えず、自分が発案してnote社と共に2023年3月に立ち上げたIR note マガジンの近況報告とかをつらつら書いて今日という日を何とかしのぎたいと思います🙏(IR note マガジン、何気に着々と成長しているんですよ!)

IR note マガジンとは?

2023年3月23日に上場企業31社でメディアプラットフォームnote上に立ちあげたマガジンです。

IR note マガジンをフォローすると、参加企業がアップするIR記事を無料で読むことができます。また、新しいIR記事がアップされると通知が飛んでくるので、適時に参加企業のIR情報をアップデートすることができます。

IR note マガジンに参加する意義

企業側としては、IR note マガジンに参加することで、自社のIR情報を当該マガジンのフォロワーに広く知ってもらうことができます。一社だけでXやnoteを始めてみても、フォロワーは最初は数十人程度になるのがほとんどで、投稿に割くリソース的に全然割に合いません。

しかしながら、IR note マガジンに参加すれば、当該マガジンのフォロワーに記事を届けることができ、一社だけでXやnoteを頑張るよりもはるかに多くの人にIR情報を能動的に届けることができます。

IR note マガジンの近況

そんなこんなで始まったIR note マガジンですが、開始して1年半以上が経過した2024年12月2日現在、どんな状況なのかをご紹介してみたいと思います。

IR note マガジン参加企業数:96社

現在、IR note マガジンに参加している企業の数は96社になっています。
プライム・スタンダード・グロースの上場企業の数が合計3,832社(2024/11/29時点)なので、2.5%の占有率になります。
着々と伸びては来つつ、まだまだこれからが楽しみな感じでもありますね!

記念すべき参加企業100社まであと4社というところでもあり、まだIR note マガジンに参加していない上場企業さんは100社目指して早急に参加されると良いのでは?と個人的には思っています(お問い合わせはこちらまで)。

なお、参加企業について、上場市場別に分けると、96社中プライム11社(11.5%)、スタンダード20社(20.8%)、グロース65社(67.7%)という形になります。以下市場区分ごとに企業名を掲載します(順不同・「株式会社」略)

<IR  note マガジン参加プライム企業>

メンバーズ、ロードスターキャピタル、ファイバーゲート、セレス、ユナイテッドアローズ、アドソル日進、エイチーム、マーケットエンタープライズ、地主、高千穂交易、タナベコンサルティンググループ

<IR  note マガジン参加スタンダード企業>

アズ企画設計、アピリッツ、ツナググループ・ホールディングス、GameWith、アウンコンサルティング、トビラシステムズ、データ・アプリケーション、ETSホールディングス、エヌリンクス、HEROZ、ウイルテック、ファーストロジック、NEXYZ.Group、ブラス、ショーケース、ノバレーゼ、スペースシャワーSKIYAKIホールディングス、日宣、レカム、ジーデップ・アドバンス

<IR  note マガジン参加グロース企業>

note、ツクルバ、アディッシュ、エアークローゼット、グラッドキューブ、スパイダープラス、スマレジ、日本情報クリエイト、プレイド、ブロードエンタープライズ、ランサーズ、ランディックス、CINC、Enjin、Finatextホールディングス、GA technologies、HENNGE、HYUGA PRIMARY CARE、JDSC、Recovery International、ROBOT PAYMENT、THECOO、TWOSTONE&Sons、トリドリ、アイリックコーポレーション、フーディソン、サイバーセキュリティクラウド、スリー・ディー・マトリックス、みらいワークス、リアルゲイト、フューチャーリンクネットワーク、ワンダープラネット、アイリッジ、トレンダーズ、博展、イントランス、ロジザード、タスキホールディングス、フォースタートアップス、アライドアーキテクツ、うるる、ニフティライフスタイル、ユナイテッド、コンフィデンス・インターワークス、ヒューマンクリエイションホールディングス、マイクロアド、カラダノート、スマサポ、サイバー・バズ、プログリット、ハイブリッドテクノロジーズ、tripla、Chatwork、プロジェクトホールディングス、ラバブルマーケティンググループ、ダイブ、情報戦略テクノロジー、ポート、地域新聞社、Kaizen Platform、AppBank、ジーニー、タメニー、GMOメディア、ZETA、

IR note マガジンフォロワー数:1700人超

そして、気になるIR note マガジンのフォロワー数は1700人を超えています。

記事を掲載すれば1700人超に記事の掲載通知が発せられる形になります。そもそもIR資料をEDINETや自社のHPに載せたところで1700人に通知がいくわけではないので、「これはすごいことなのでは?」と個人的には思っています。
全員が記事を読んでくれるわけでは勿論ないですが、それでも数百のPVは十分に望めるとの話は聞いています。IR説明会で数百人集めるのにどれだけ労力がかかるかを考えるとスゴイことだなと(自賛

IR note マガジンの効果

これは、過去にも検証記事があります。

上記のFigurout 中村さん2023年8月当時の検証では、IR note マガジンの参加企業はグロース指数と競合ベンチマーク企業より株価がアウトパフォームしているという結果でした。

個人的結論としては、「因果関係はわからないけど、株価との相関関係はありそうだし、IR note マガジンを始める企業はもっと自社を知ってもらって時価総額をあげていきたいと考えている企業ではあるはずなので投資家としては(特に新規で始める企業について)着目してみて見てもいいのでは?」と考えています。

おわりに

ということで、今年はIR note マガジンの振り返りという形で箸休め的エントリーを書かせていただきました。

IR担当を辞めてからも、これから上場する企業とかこれからIRを頑張りたい企業に「IRってどうすればいいんですか?」と軽く質問を受けることがあるのですが、時価総額300億円未満、かつ、これから業績が上がっていくことが期待されるので露出を増やしていきたいということであれば
①IR note マガジンを始める
②Kabu Berry、湘南投資勉強会、神戸投資勉強会の三大投資勉強会に登壇する
が、最初のスタートかなと思っています。今日言いたかったことは大体これに尽きます。

明日は、アズ企画設計のIR担当の神部さんです!

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