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Suguru Ohtaka - Dep.について。

どうも。

TREKKIE TRAX による新人発掘企画コンピアルバム "V.A - TREKKIE TRAX :branch Vol.03" に "Suguru Ohtaka - Dep."が収録、リリースされております。


今回も制作過程やリファレンス、加えて思いの丈などについて述べていこうと思います。

制作過程、経緯

この曲は去年の12月初めくらいにほぼ完成していたものです。途中まで割とあっという間にできて一瞬止まって、またすぐに作り始めて完成まで行った記憶があります。

僕は結構並行して曲を作り、完成した曲も溜めておくタイプなのですが、何曲か溜まってきたしそろそろEPとか出したいな〜と漠然と思っていたところ、今回のコンピの募集のお知らせを見かけ、応募した次第です。

今回のコンピにはこの曲以外に2曲、合計3曲を送っていて、結果この曲が採用されました。僕もこの曲が一番思いがこもっていて好きなので嬉しいです。

曲調について

制作開始した時点では、SOPHIEみたいなちょっとダーティーさとリズムに特徴のある曲を作ろうとしていた気がします。あとMura Masaみたいなキャッチーさ。

そこに、最近ハマっているベル系の音を入れたりして空間系の雰囲気を足したりしました。これはBelmontの影響あるかも。

途中で、バンド的なダーティーさとキャッチーさの融合がテーマになってきました。これはPAS TASTA & ピーナッツくん - peanut phenomenonのオリジナルとsix Impala Remixの影響が大きいです。バンドとダンスミュージックの混ぜ方の自由さというか。

歌いたい内容的になんとなーくスクリーモ/ポスト・ハードコアがハマると思い、こういう仕上がりになりました。本当のエモラップみたいなニュアンスもあるかもしれません(僕はエモラップの定義が広くなりすぎていると感じています。エモラップの源流はリアルスクリーモのようなエモというよりは、SAOSINのようなスクリーモ等、メタルの影響を受けたロックの影響を受けていると思っているので、そういう意味で“本当の”エモラップです)。

かなり攻めたミックス・マスタリングをしています。自分はDTMが上手くないという事実を受け入れ、その上で生み出せるものが出来たと思っています。特に最後のめちゃくちゃ感はカオティックなことをしようとしてしている訳では無く、自分の中ではとても整合性のあるものであることが伝わると嬉しいです。

リファレンスは以下になります。


歌詞・テーマについて

最近バンドの方では割と社会に対する感覚や主張を歌詞にすることが多くなっているのですが、自分がソロプロジェクトで何を表現したいかを考えた時に、個人的なことを内向きに考える姿勢に立ち戻りたいと思いました。

そういう、個人内に抱えるネガティブなものとして、大学院入試に落ち、自分の中ではどん底になっていた22歳頃の自分をテーマとし、今の自分から言えることを歌詞にしています。

そしてこういうなにか決定的なことがあったわけではないが視点が切り替わったり、これでいいと思える瞬間は多くの人がそれぞれのタイミングで感じるものなのかなとも思っています。そしてその前後全部含めて自分であると言い切ることが、最近は出来つつあると思っています。

自分にとってのTREKKIE TRAX

今回はじめてコンピレーションに参加し、レーベルへ自身の音源を送りました。とても緊張しましたが、100を超える曲の中から選ばれたことは本当に自信になりました。オリジナリティがうまく演出できたことも大きいかなと思います。

TREKKIE TRAXは言わずもがな国内ダンスミュージックのリスナーは一度は聞いたことがある名前だと思いますが、僕もご多分にもれず、国内ダンスミュージックを聴き始めた2015年辺りからその存在を知っていました。

そもそも僕の国内ダンスミュージックとの出会いはMake Me Feel (yuigot Remix)で、その時にLolica TonicaのMake Me Feel - EPとMeke Me Feel - Remixesを知りました。僕の中のダンスミュージックの始まりからTREKKIE TRAXの存在がありました。

その後もin the blue shirt - sensation of bluenessやCarpainter - PAM!!!、Maxo - Skyriser、Masayoshi Iimoriのリリース郡等、いくつものTREKKIE TRAXからのリリースを楽しませてもらいました。

そんな自分の中の音楽史において大きな存在感を持つレーベルからリリースが出来、しかもめちゃくちゃポジティブなコメントをもらえたことは本当にとんでもないことでして…。重ね重ねにはなりますが本当に感謝感激です…。

こちらのラジオでも、「ロックの持つダイナミックな展開」「楽曲の整合性」についてコメントしていただいており、自分の重きを置いた部分が伝わっておりとても嬉しかったです。

今回頂けた機会を次回にも活かせるといいなと思っております。


改めて、Dep.、是非聴いてみてください!

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