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歴史ある秋祭りの復活「秋川歌舞伎」編(1)

 今年はさまざまな祭りが、ほとんどコロナ前と同じ状態で復活しました。
 
 歴史あるお祭りも、一定の期間途絶えてしまえば、脈々と続いてきたカタチというものが崩れてしまいます。
 伝承する人や補佐する人がいなくなり、それまでの進行を後進にしっかりと伝えられなくなってしまうからです。
 
 数年のブランクで済んだのは、幸いだったと思います。
 
 
 
 あきる野の「生姜祭り」も、3年間開催が見送られましたが、今年は従来の日程と規模で行えました。
 
 あきる野三大祭の先陣を切る、二宮神社の「生姜祭り」。毎年、9月の8日、9日に行われます。長い歴史があるお祭りなので、日にちが固定されています。今年は金曜土曜と、多くの人が訪れやすい曜日ですが、年によっては週の頭ということもあります。
 
 
 
 お祭りにはそれぞれ、特徴があるものです。このお祭りはまず、名前のとおり「生姜」が大量に売られているということです。


このお祭りで買った生姜を食べると、風邪をひかないとのこと。
 ただ、早くに売り切れるので、なかなか入手しにくいという面があります。
 
 
 
 あと、神輿の宮入が、階段を登っていくこと。


これが祭りのクライマックスの一つです。重い神輿のこと、とにかく上がっていきません。担ぎ手さんたちが呼吸を合わせ、少しずつ少しずつ。見ている方も、知らないうちに力んでしまいます。
 
 
 
 そして、祭りの最後に行われる、歌舞伎。


 この歌舞伎には名前が付いています。「秋川歌舞伎」。地域に伝わる伝統芸能です。代々伝わってきたのが、平成の時代になって保存会ができました。
 
 
 それらの特徴を持つ「生姜祭り」を、少し雨模様の中、見に行きました。
 
(つづく)
 

書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。