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名馬って?(2)

(前回の続きです)

 
 名馬の基準は人それぞれあると思う。そしてまた、それでいいとも思う。

 それでテイエムオペラオーだが、GⅠレース8勝をした強い馬という認識はあるものの、ぼくの中では名馬ではない。
 負けすぎているからだ。
 
 真実良さんがこれまで書かれているサイレンススズカ、トウカイテイオー、ナリタブライアンも、負けすぎているので名馬ではない(当然、本の面白さと、名馬と考えていないことは別です)。
 
 ぼくの中で名馬は、取りこぼしがないこと。
 古馬まで走って、ほとんど無敗の中で、2着と3着が1回程度。
 こう書けば、競馬ファンならパッと馬名が出てくるかもしれない。
 
 シンボリルドルフ、タイキシャトル、ディープインパクト。
 
 この3頭は古馬戦線まで無事に走り、ほとんど無敗の成績。生涯成績はすべて複勝圏内。
 まぁタイキシャトルは落ちると、自分でも思う。ディープインパクトと同列に考えるのは無理があると。ずっと短距離路線で、天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念には出走すらない。取りこぼしの2着もディープの有馬記念、ルドルフの秋天とちがって、オープン特別の菩提樹ステークス。
 
 でも、自分の中では名馬だ。とにかく、古馬までコンスタントに使われていくなかで、複数のGⅠを勝ち、ほとんど負けない。タイキシャトルの古馬になってから引退までの単勝支持率は、1,5倍、1,3倍、1,3倍、1,1倍だ。
 また、これは名馬の基準には入らないだろうが、タイキシャトルはダートも3回使ってすべて勝っている。
 
 名馬というのは、成績に安定感が必須。これが個人的な意見なのだ。極めて個人的なのだけど……。
 
(つづく) 


 


 


 


 


 




 




書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。