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教育エビデンス:自己肯定感
勉強のモチベーションにも友人との人間関係にも重要な自己肯定感、子どもの頃にしっかりと確立したいものですが、授業やワークショップなどで身につけられるものなのでしょうか?今回は実際に自己肯定感の向上に効果のあった2つのプログラムをご紹介します。
キーテーマ
感情・自己肯定感・ソーシャルエモーショナルラーニング
結論
アメリカで実施されたソーシャルエモーショナルラーニングのプログラムのうち以下については、自己肯定感を含む生徒の心のウェルビーングに対して強いエビデンスが認められている。
Incredible Years (IY): Classroom Curriculum + Parent Training Program
>幼児教育〜小学2年生
>恐竜のキャラクターを使った社会プログラム
>60レッスン、2年間のプログラム
このプログラムでは、クラス運営戦略、社会的行動、反社会的行動を減らすことに重点を置いている
問題行動を起こしている生徒の保護者とは、同時に毎週2時間の子どもの問題行動を減らすセッションを提供する
問題行動の改善や良好な人間関係構築にも効果が認められているSocial Skills Group Intervention (S.S. GRIN)
>幼稚園児から高校低学年を対象としたものと高機能自閉症を持つ小学生3年生から5年生用のバージョンがある
>いじめ、被害、社会性と情動の能力に対処する少人数制介入プログラム
コミュニケーション、協調性、衝動制御、視点の取り方、対立管理、共感などを扱う
社会的スキルの向上にも効果が認められている
実験デザイン
ジョンズホプキンズ大学の研究所が感情のコントロールを目的とし、効果測定が実施された複数のプログラムを分析し、強いエビデンスがあると認められたものを選定した。
エビデンスレベル:ランダム化比較試験
編集後記
人間にとって重要な根源的な自己肯定感。その醸成に必要なものは国や文化が違っても共通することが多いのでないでしょうか。アメリカの事例に限らず多くの成功事例が広まるといいなと思います。
文責:識名 由佳
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過去記事のまとめはこちら
Self-esteem Self-efficacy / Evidence For ESSA. Retrieved September 13, 2022, from
https://www.evidenceforessa.org/programs/social-emotional?field_measured_outcomes=%5B67%5D
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