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これぞ、本気の雨傘。

こんにちは、青空坊主です。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。

皆さんは雨の日の外出ってどう思いますか?
仕事は毎日あるので、どうしても雨の日に出かけなければいけない。
でも、服が濡れる、靴が濡れる、バッグが濡れる、髪の毛が湿る、移動が大変、などなど、雨の日ってあまり好きじゃない方って多いと思います。
自分もその一人でした。

ですが、以前ある傘を買って、今まで憂鬱だった雨の日が全くと言っていいほど逆になり、好きになったので、今日はそのお話をしようと思います。

◾️傘を探す

以前、使っていた傘の骨が折れてしまったのをきっかけに、新しい傘を探すことにしました。
社会人15年以上なので、いつまでもビニール傘ではなく、1本まともな傘を持ってもいいんじゃないかと思い、それなりにいい傘を探そうと思いました。

そこで、都内が近いので、東京の傘屋さんで色々と探してみることにしました。
そうするといくつか老舗の傘屋さんがあるようです。

そして、それらすべてが職人さんによる手作業で作られた日本のものづくりの結晶ともいえる作品でした。1本1本魂を吹き込むかのように、心を込めて作られた傘。
これは、ぜひ自分の大切な1本として持ちたい。

1.前原光榮商店

1948年に東京都台東区三筋で創業された老舗の洋傘ブランドで、皇室御用達で知られているお店だそうです。ホームページでも「傘への拘り」というページがあり、職人さんの思いがすごく伝わってきます。

2.小宮商店

1930年に東京都中央区浜町で創業された老舗の洋傘ブランドで、戦前、番傘が庶民の一般的な傘だった時代に、鉄製の骨に絹や綿を張った洋傘を作り、一部の層しか持つことのできない高級装飾品となったそうです。
2018年には東京都の伝統工芸品に選出され、職人も伝統工芸士として認定されています。

3.Ramuda/ラムダ

1946年、東京都日本橋で創業された老舗メーカー「株式会社市原」が作るブランドで、創業当初はベルト屋として、男性装飾品を中心にものづくりをしていたそうです。
東京都内では唯一となる自社で傘工房を立ち上げ、手作業による製作に携わる職人さん8人が東京都の伝統工芸士に認定されています。

◾️選ぶ

決めました。
Ramuda/ラムダの「太鼓傘」です。特徴は次のとおりです。

  • (開いた時の音、雨を弾く時の音にその道60年の「張り屋」による職人技がつまっています)

  • 雨粒をコロコロはじく撥水(Ramudaの代名詞となっている帝人社による「レクタス」という生地を使っています)

  • フォルム(昔からのコウモリ傘の所以となっている独特の浅いアーチで非常にスタイリッシュ)

とにかく、音はものすごくいいです。YouTubeにもあるので、ぜひ聴いてみてください。

◾️買ってよかったこと

この1本を買ってから3年が経ちますが、今もずっと変わらない思いがあります。

“雨の日がとても楽しみになった“

こんなにも変わるものかと自分でもびっくりするほど、雨の日に対する気持ちが変わりました。とにかく傘に当たる雨の音を聴きたい。
これまでは耳にはイヤホンをつけ外を歩いていましたが、今ではこの雨音を聴くことがとても楽しみになり、イヤホンはつけず、自然の心地よい雨音を楽しみながら通勤しています。
すると、季節の移り変わりや何気なく通り過ぎていた街の色々な景色に対する感受性がより高まりました

そしてまた、大切な自分の傘との思いから、この傘を丁寧に扱うようになりました

大切な1本になりました

こうして1本の本気の傘によって、雨の日がこんなにも変わったお話でした。
皆さんもぜひ自分の大切な1本、買ってみてはいかがでしょうか。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、また!

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