78歳の父が急性くも膜下出血で倒れてからのこと(4)1年間

サマリ

- 急性蜘蛛膜下出血の手術の成功確率自体が30%、成功に感謝もつかの間、1ヶ月後には急性期の治療をしてくれる急性期病院から回復期リハビリテーション病院への転院が必要なため、準備が忙しい

- 無事回復期リハビリテーション病院へ転院完了もつかの間、3ヶ月後には転院しなくてはならないため準備が忙しい

- 回復期リハビリテーション病院に入院する目的は在宅復帰のためだが、引き続き24時間医療ケアが必要で、息子・娘がフルタイムで仕事をしていて在宅が難しいとなった場合、転院先候補は意外と選択肢が少ない(後述)

- 回復期リハビリテーション病院から療養病院に移るとリハビリ時間がグッと減る、理学療法士・言語聴覚士の専門的ケアを受けられる時間もグッと減る。10月くらいからの2ヶ月で構音障害の父が話そうとする頻度や意欲が急激に落ちた気がする。どうしたらいいか。(イマココ)

1年間の流れ

2018年

12.23 仕事中に伯母から電話「父が倒れた」ことを知る 
12.23 15:00 鎌倉到着 弟と母のお墓へ 父はまだ手術中
12.23 19:00 

- 手術終了 面会
- 夜 弟夫婦が冷蔵庫内の処分と重要書類を整理してくれる

12.24 10:00 再び病院へ 入院に必要なものの持ち込み(保険証、ひげそりなど) 
12.25 親戚(代表者)への連絡、新聞や食品など定期購読・定期購入もののストップ、病院へ入院申込書など書類一式の提出

ECUにて脳内大量出血で脳が腫れてる状態、酸素供給の管をつけている
熱は37.4

12.26 自力で呼吸
12.28 ECU(救急救命集中治療室)から一般病棟個室へ
12.29 倒れた際に父がいた場所であり、助けていただいたスイミングスクールへ

2019年

1.1 16:00 手術担当医師と面談 今後について。今日は熱が39.6

1.2 13:00 面会
1月20日くらいまで仕事の日も休みの日も毎日病院へ

1.11 4人部屋(HCU High Care Unit)へ
1.12 リクライニング車椅子にてリハビリ開始
1.18 まだまだ医療的ケアが不可欠であるため、医療リハビリと介護リハビリが両方受けられる病院であることが必要。

転院準備開始(1)

1.23 ソーシャルワーカーとの打合せ第1回 近隣の病院をリストアップしてもらう
1.27 独自で回復期リハビリテーション病院リストアップ、問い合わせ
2.3 病院からの回答でわかったこと

- 病院と実家が遠いと家屋調査(在宅復帰のための)ができない

- 個室だと差額ベット代日額1080円〜18000円、病院による

- 改善が見られず実家に戻れない場合の転院候補をあげて欲しい(将来的にどう介護していくかどの程度具体的に計画しているか見られる)

- そもそも満床で今は入れない

- 系列急性期病院からの転院しか受け付けていない

- どのような状態まで改善できれば在宅で看れるか資料を提出して欲しい

急性期病院から父の状態に関する書類送付=>判定会(合格)=>面談という流れで進行するが、計6,7病院くらい打診・交渉・調整のようなことを仕事の合間を縫って行う(機関にて2週間。1.23-2.8 短い・・・回復期の病院が脳的・身体的な回復の鍵を握ると思ったので相当重要な判断タイミング)

2.7 確定申告

2.8  回復期リハビリテーション病院 決定

2.18 回復期リハビリテーション病院 へ転院
3.17 欲しいもの、やりたいことなど質問すると「はい」と発音したりニコニコすることが増える

3.19 介護保険認定調査・面談(市の職員が病室に来て父にヒアリングをする)

4.13 要介護区分ごとの介護保険の支給限度額、利用者負担上限額(市民税納税度合いによって異なる)の確認
4.15 町内会費用支払い

4.29 成年後見制度について調べる(今後の支払いを懸念して)

5.14 胃ろう造設手術

口からの栄養摂取を2つの理由で見送ることに

- たん吸引が1日10回以上あり、特に朝一が苦しそう

- 本人が口から栄養摂取したいという意志がない

(吸引の回数が多い=>食べ物を飲み込んだり処理できず、誤嚥性肺炎のリスクが高い)

転院準備開始(2)

5.19 横浜市 老人健康施設 2件 見学
あとで分かるが、MSRの腕で結構病院選び、左右されます。
<視点>

- たんの吸引回数8回以下なら入れる

- リハビリは1日20分 週5回

- 作業・理学・言語聴覚士全て社員で揃う所は見つからず。

5.19 父、自分の名前を左手で書けるように

5.24 発熱。嘔吐
平日昼休みに 電話=>状況説明=>入院可能か

5.29 ソーシャルワーカーと面談
6.1 庭、生垣、伐採アンド地面草むしり

6.15 実家 家の中のものを大規模処分
6.20 頃 父笑顔。表情はつらつ
療養でリハビリもやってくれるところがなかった
7月頭にやっと療養型病院、ケアミックス型という枠組みが見えてくる

5.19-8.7 と準備期間として時間はあったものの、求めるケアを実現してもらえる(それがケアミックス型というのが近いと分かるのに平日に会社の昼休み使って電話して2ヶ月かかってしまった)、かつ受け入れてもらえる、予算、我々が通える範囲全て満たすことは難しい。病院側が抱えている事情(国が定めている基準を満たす等)も踏まえながら。

7.14 横浜市療養病院1件 見学・面談
7.18 身体障害者手帳取得のため医師の診断書依頼

7.20 横浜市 療養・回復期リハビリ併設病院2件  見学・面談

7.23 ケアミックス型という枠組みが見えてくる

8.2 横浜市・藤沢市 療養・回復期リハビリ併設病院2件  見学・面談
8.5 横浜市  療養・回復期リハビリ併設病院1件  見学・面談
8.7 最終調整(予算範囲・鎌倉市の身体障害者手帳 新規取得が65歳以上だと医療費の補助がない!という事実が発覚)

8.16 療養病院 転院

9.15 父の旧友来院 入院してから一番の笑顔 
11.13 身体障害者手帳受け取り
11.18 庭、生垣剪定
11.25 胃ろう交換手術

ひとまず書き出します。


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