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経典

2000年以上前の思想を勉強していると、???となることが多いです。
それは、2000年の間に同じように研究してきた人がいて、その人が極意や要諦としたことをすでに、僕たちは知っているからです。

例えば、自然科学のジャンルで言えば、ここ300年くらいの学者が一生を、生涯をかけて学んで作ってきた理論を、僕たちは、義務教育+高等教育で学ぶわけです。

教育のシステムは、とても素晴らしいものだけれど、
取捨された思想や理論は、歴史に埋もれていきます。

この理論を学ぶには、これを知っていないとだめだ。
それについて詳しく説明していくと書いてある本があったとします。

僕たちは、今の教育や書籍で、
その理論を徹底的に学ぶわけですが、どうしてその結論に至ったかまでは理解していません。
だから、古典を読むんだと思います。
その古典では、作者が数十年かけて実践や思考を行った内容が事細かく書かれています。
僕たちは、「答えを知っている」のですが、その背景、歴史、風俗については知らないので、書いてある内容がいまいちぴーんとこないんですね。

僕は、浅学なのでそう思うのかもしれません。

かえって、経営学は
それに比べれば新しい学問です。
いろんな説があり、いろんな本が出ていますが、つまるところ、そんなに目新しい内容が書いてある本に出会うことって少ないと思うんです。

古代の人々、例えば孫子なんてあの時代にすごいですよね。
ちなみに、僕たちが孫子を読んですごいと思っているのは、魏王の曹操孟徳が注したものらしいです。
あの人は、すごい政治家でもあり、勉強家だったんでしょうね。

そう考えると、学問というジャンルにおいては、
現代は、ブレークスルーやイノベーションって起きてないんでしょうか。

技術においては、AIが作られて、
文章の制作や調べ物、映像生成などどんどん楽になっていきます。

だからこそ、これからの世代の方々は、
どんどん楽に生きていくことはできるけれど、頭を使うことは苦手になっていくのではないでしょうか。

本を読みすぎで迷子になったようです。

ちなみに、TVで埋蔵金やってました。
1200年くらい前の口伝から、埋蔵金を探す。

山は、木々が茂って壮観でした。
1200年前は、どんな感じだったんでしょうね。


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