「おわりに」という名の「はじまり」〜企画メシ⑧〜
こんにちは、杉山真太郎です。
半年間参加していた企画メシが終了しました。今日はその最終講義の振り返りを書こうと思います。
企画メシとは「企画する人を世の中に増やしたい」と願う主催の阿部広太郎さん(コピーライター、作詞家)が、企画することで道をつくろうとする企画生とともに学び合う連続講座です。2015年から開催されています。
https://kikakumeshi.jp/
https://note.com/kotaroa/m/m621b2f63bfd4
最終講義は、企画メシの主催である阿部広太郎さんが今までの講義を振り返る形ではじまりました。それは、懐かしいような悲しいような。走馬灯みたいな時間でした。
企画メシではゲスト講師をお招きして講義をしていただく回がありました。そして、最終回でもゲスト講師がいました。
最終回のゲスト講師は、あなた。
最終回では、立候補者がみんなの前でゲスト講師さながら、「自分の企画〜未来の自分を企画する〜」を発表する機会がありました。
発表者は先着で30名です。
発表したいけど怖い。阿部さんが課題内容を説明している時に、立候補者の記入ページを見にいったところ、すでに残り枠は3枠となっていました。焦った僕は「ええい、やってから後悔してしまえ」と、たまたま空いていた12番目の欄に自分の名前を書き込みました。
発表者に立候補して、スライドを提出するまでの約3週間。正直に話すと、その期間で発表を辞退しようと思った回数は10や20じゃありません。たぶん3桁はいっていると思います。
課題で目立っていたわけではない自分の発表に価値はあるのだろうか。企画生たちと交流をたくさん持てていたわけでもないのに、自分が貴重な一枠を埋めてよかったのだろうか。
あの3週間でネガティブにならなかった日はありませんでした。
でも、逆にネガティブになったからこそ、気づけたこともありました。それは、僕を支えてくれれている人の存在です。僕が企画メシに参加できたことも、そして参加し続けられたことも、全部僕だけではかなわなかったことです。他者の助力のおかげで、全て実現していることだと思うようになりました
自分の未来像なんてわかりません。どんな企画をする人になりたいのか、どんな人になるのか、全然わかりません。なんなら、仕事だって決まっていません。無職なうです。
でも、一つわかっていることは、僕はいろんな人に支えて生きているということ。この事実だけは確実です。
だから企画メシの発表の場では、僕を支えてくれている企画生たち、そして阿部さん、平賀さん、運営の方々に感謝の気持ちを伝えようと思いました。
勢いで立候補してしまったと後悔していた発表の場が、企画メシに関わってくれた人に感謝を伝えるステージへと変化しました。この思考の変化はとても大きな出来事でした。
「課題をチャンスだと思って取り組んでください」毎回の講義で阿部さんが口すっぱく僕たちに伝えてくれていたことが本当の意味で腑に落ちた瞬間だったと思います。
発表を終えた今、反省することはあっても悔いることはありません。もちろん、もっと煮詰められたと思います。セリフがぶっとんでカンペを見まくったことは反省です。もっと感情を込めて喋りたかった気持ちもあります。そんな余白というか、もっとできたと思うことがたくさんあるのは事実です。でも、あの時間のあの発表があの時の僕にできる精一杯だったとも思います。
だからこそ、拙い言葉とスライドで発した僕の感謝を、受け取ってくれたみなさんには、さらなる感謝を抱くばかりです。
今になって思うのは、あの場には受け止める覚悟を持った人間しかいなかったということです。
僕はあえて聞いてくれている企画生の方を見ながら発表していたのですが、誰を見ても目が合いました。一番前の人から遠くに座っている人まで、みんなが僕と僕のスライドに視線を向けていました。
12/10金曜日の夜、阿部さんとTwitterのスペースでお話をさせてもらった時。僕の中で大きな余韻を残している話題があります。それは「企画メシには受け止めてくれる覚悟を持った人しかいない」という企画メシの特徴についてのお話です。
僕は企画メシに参加する前、そして参加してからも、企画メシ卒業生の方々はなぜそんなに行動できるのだろうと、なぜそんなに発信できるのだろうかと疑問を抱いていました。人間としての根の部分が違うのかなとも思っていました。
しかし、それはおそらく後天的に身につけてきたものだと、今なら思えます。そしてこのスタンスを維持するために大事なことは、受け止めてくれる人の存在なのかもしれないと思うようになりました。
きっと誰かが反応してくれる、乗っかってくれる。改善の余地があるのならば、アドバイスをしてくれる。受け止める覚悟を持った人しかいません。茶々を入れる人もいないし、小馬鹿にしてくる人もいないのです。
そういう温かい人間関係の中で生きているから、自分を曝け出すことや自分を発信することに前向きでいられるのだと思います。
企画メシに参加して一番感じたことは、その温かい関係性の大切さかもしれません。斜に構えまくって生きてきた僕がいうんだから、間違いなくこの部分は大きい要素だったと思います。
もし変わりたいと思うのならば、自分を深掘りする必要があります。阿部さんの言葉を借りるのならば、自分に巻かれたラップを剥がしき切って曝け出すことが必要です。でも、それには当然怖れや恥があります。
だからこそ、受け止めてくれる人の存在は大切なのだと思います。そして、企画メシには、企画メシには受け止めてくれる覚悟を持った人しかいない。
そんな尊敬に値する方々と同じコミュニティにいれたことは、僕の大変な財産になりました。ありがとうございます。
と、こんな感じの振り返りをもっと深めてお話しする機会をいただきました。12/20の「完走報告会」です。その場に登壇させていただきます。ぜひ、1day企画生になってみてください。
何はともあれ、半年間お疲れ様でした。自分も企画生も、阿部さんも平賀さんも、運営の方々も。
企画メシに参加できて幸せです。胸を張って企画生だったといえるように、これからまた歩みを進めていこうと思います。
それではまた!
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