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「子育てから個育て」へ。人材育成からの気づき

こんにちは。笑顔あふれる社会を築く!感情リメイクコーディネーター、研修講師の杉山修です。
感情・言葉・態度・表情をベースとして自らが変化する支援を行ってます。

今回は企業で人材育成をサポートする中で、子育てにも役に立つと考えたことをお伝えします。

■幼少期は「できたこと」をほめていた
わたしも既に社会人になった娘2人がいます。子育てを振り返ると当時、心理学や脳科学の知識があれば、育て方も変わっていたのではないかと思ってます。

幼少期は「できた」ことに対しほめていた
・ハイハイができた
・立つことができた
・歩くことができた
・トイレが一人でできた

赤ちゃんから子供へと成長するプロセスで「できたこと」をほめていました。

■児童期は結果をともなった「できたこと」をほめていた
小学生になると学校という社会的な集団行動が始まり、評価や結果に対してほめていました。

・漢字が書けた
・九九を覚えた
・テストで良い点をとった
など

結果をともなった成長をほめていました。結果がでなけれな叱る、注意することもあり、プロセスをほめることはありませんでした。

漢字は書けて当たり前。九九は覚えて当たり前。その当たり前が基準となり、その基準から外れると叱る、注意する等の行動をしていたと思います。

親の期待と子供の行動で一致していれば「ほめる」。不一致になると「叱る・注意する」行動になってました。やがて、一致しても「できて当たり前」になり、ほめるこをすら忘れてしまいます。

■成長とともに「ほめる」ことが減ってきた
成長の段階がステップアップするごとに「ほめる」ことが減ってきました。
幼少期の承認行動(できたね、えらいね、すごいね、がんばったね など)を
10とすると成人期に至るまでを数字にしてみました。

幼少期 10 (結果とプロセスを承認)
児童期    5 (結果を承認)
思春期    2  (結果だけを承認)
成人期    1   (結果だけを承認)

成人に至る過程でも結果はもちろんのこと、プロセスをもっと承認することが大切だと、企業研修を実施している過程で気づきました。

■子育てから学ぶ「個」を育てること
子育ても社会人も、一人ひとりの個と向き合って育てていくことが大切だと感じてます。

親の期待、上司の期待。「期待に応える」とは親のため、上司のために結果を出すことに意識が向くと、親の人生、上司の人生のために生きることに繋がります。

これからの時代、子育ても企業での人材育成も、「個」と向き合い「できた」「できる」までのプロセスを「ほめる」「認める」ことが大切ですね。
わたしの考える「個育て」です。

2022年5月5日 子どもの日に子育てを振り返ってみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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