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反抗的な部下をやる気にさせるテクニック

こんにちは。笑顔あふれる社会を築く!
感情コントロール専門家の杉山修です。
感情・言葉・態度・表情をベースとして自らが変化する支援を行ってます。

今回はとある管理職からの相談を取り上げてお伝えします。

【相談内容】
ある部下に指示をしても「やってもムダじゃないですか」「納得できません」と反抗的な態度をとります。このような部下にどのように対応すればよいでしょうか?

■感情的にならず部下の理想を聞き任せてみる
最初に反抗的な態度をとる部下の傾向をお伝えします。

それは、「自分の理想」があることです。

その理想とは上司の指示に反抗するのは
・上司の指示した内容より自分の考えている方がいいと思っている
・現場のことを知っているのは上司ではなく自分の方が知っていると自負がある
・任せてもらえないことに対する不満
などなど

私の経験値からお伝えすると
「自分の理想」と「上司の指示」にGapがある場合が多いということです。
Gapがあるなら部下が考えている「理想」に合わせて任せてみることを試してみてはいかがでしょうか。
私はこの方法で反抗的な部下と最後は信頼関係を築くことができました。

具体的なやり取りと紹介します。

<ケース1>
上司「〇〇を頼むな!」
部下「やってもムダじゃないですか」
上司「そうか。ムダと思っているんだね。どうしてムダか教えてくれる?」
部下「〇〇した方が効率的だと思います。」
上司「そうか。そういう考え方も一理あるな。気づかなかったよ。」
  「じゃあ、君に任せるからやってみてくれる。期待してるよ。」
部下「・・・はぁ、はい。」

<ケース2>
上司「〇〇頼むな!」
部下「納得できません。」
上司「そうか。納得できないか。どうして納得できないか教えてくれる。」
部下「〇〇をやっても結果はわかっているので。」
上司「そうか。どうすれば納得できる?」
部下「〇〇の方法のほうがいいと思います。」
上司「いいね。じゃあ、その方法でやってみて。任せるから。」
部下「・・・はぁ、はい。」

ケース1、ケース2も相手の意見やアイディアをまずは尊重することです。
反抗的な部下は自分の意見や考えに強い拘りをもっています。その拘りから過去、
困った部下、やっかいな部下扱いをされ続け、拗ねてしまった可能性があります。

私は過去にこのような部下に対し、潜在的な可能性に目を向けて任せることで
結果的に本人がやる気になり、貢献してくれた部下がいました。

 Pointをまとめると
・感情的にならない
・部下の理想を聞いてみる(問いかける)
・部下の理想を受けとめる
・その理想に対しチャレンジさせてみる(任せる)
・期待の言葉をかける
・任せっきりでなく、報告を指示する(具体的に指示。○日に進捗を教えて)

■反抗的な部下に対しNGな対応
私が失敗した事例も踏まえて、反抗的な部下に対しやってはいけない対応は
・指示通りやれ!と強制的に伝える。指示通りやらない。いい加減にやる。
・反抗的な態度をするな!と態度を否定。さらに否定的になる。
・お前なんか必要ない!と職場の一員から切り離してしまう発言。
などなど

人は強制、否定されても行動化に繋がりません。まずは相手の考えを聞き、受けとめ、必要であれば助言して任せてみましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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