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余白を持っていますか?内と外に。

【今週の自戒】
余白を持っていますか?内と外に。

経営者、会社員問わず、
ちょっと仕事に疲れた
上手く物事が進まない
チーム運営がうまく行かない
方向性が見えなくなって
そんな時に、
『ちょっと時間もらえますか』
『オンラインで少し話せますか』
私の顔が浮かぶと連絡をいただく。
ある人には自分の内に余白ありますか?
またある人には自分の外に余白ありますか?
と聞いてみる。
定義は任せつつ、

内なる余白と伝えた方には、
なんでもかんでも自分でやってませんか?
その仕事は自分でやらなくてよくては?
任すことやってます?
と問いかけてみる。

外に余白をと伝えた方には、
今の仕事以外で繋がりある人いますか?
社外にネットワークを持っていますか?
社外に自分を応援してくれるコミュニティ活動自身でやってます?
と問いかけてみる。

皆さん目の前の仕事に一所懸命
私の数倍働いている。
でも余白が見えない。足りない気がする。
余計なお節介を続けていると
いろんなお話し、相談が日々届くように。
毎日有り難い。
余白を持ち続けられますように。
今週もよろしくお願い申し上げます。
ボチボチであり、ワクワクを忘れずに。
ある業界のトップランナーの方が
居場所を変える大切さを話してくださいました。
ちょっと行き慣れない近所のカフェで
仕事をするだけでも大きな変化、発見があると。
周囲のために動くことが自分のために。
楽しい1週間へ。

【一張一弛(いっちょういっし)】
精神科医、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…

「一張一弛(いっちょういっし)」(礼記・らいき)

なにごとも「ほどほどに」とセーブしていれば、トラブルにまでは至らないと思う。
ことわざに「過ぎたるは及ばざるがごとし」ともいう。
「ほどほどに」することで、 仕事でもプライベートでも角が立つのを防ぐことができる。

私が座右の銘としている言葉に、『礼記』にある「一張一弛」という言葉がある。
「一張一弛」、つまり「ひとしきり張りつめた気持ちで緊張したら、次は弛緩=リラックスさせる」ということだ。
しばらくリラックスをしたら、再び緊張し集中できるような状態になれるということでもある。

とある学会で、その場の雰囲気が緊張していたので、この「一張一弛」という言葉を紹介したところ、ずいぶんと好評だった。
学会などで緊張して講演に集中するのはいいが、何時間も続くと、いくらなんでも疲れてしまう。
私の講演が終わって、会議のあとには酒食が用意されたレセプションもあるし、「この『一張一弛』の精神で、そろそろベルトでも弛めてくつろぐ準備をしてください」とやった。
これは大受けだった。
緊張も「ほどほどに」ということだ。

新しい発想というものは、みんなでない知恵を振り絞っても、出ない時は出ないもののようで、ふとリラックスした瞬間に生まれる傾向がある。
作家や漫画家の先生方も、お風呂の中や散歩の途中で新しい話を思いつき、中にはトイレで座っている時にアイデアが浮かぶという人もいる。
将棋のタイトル戦などは、温泉地のおもむきある宿などで行なわれることが多いようだが、それにも理由があるそうだ。
激しい戦いを続けて緊張している中で、休憩時間に、窓の外の湯煙が上がる山里の風景を見ていたりすると、閃光のように必勝の新しい手が浮かんできたりするという。
これなどは、なにごとも「ほどほどに」して、「一張一弛」でいくほうが効率がよくなるというよい例だろう。

『モタさんの10倍ツキを呼ぶ50の言葉』知的生き方文庫

安岡正篤師が紹介している「六中観」(百朝集)という言葉がある。
死中有活
苦中有楽
忙中有閑
壺中有天
意中有人
腹中有書

死中有活(しちゅうかつあり)
絶体絶命の中にも活路はあり、死ぬ気でやれば道はひらける

苦中有楽(くちゅうらくあり)
どんな苦しい中にも楽しみは見出せる

忙中有閑(ぼうちゅうかんあり)
すさまじい忙しさの中、一瞬の閑、これが一番ほっとする時間

意中有人(いちゅうひとあり)
心の中に尊敬する師を持ち、誰かに推薦できる人があること

腹中有書(ふくちゅうしょあり)
自分の哲学や座右の銘、愛読書を持っていること

壺中有天(こちゅうてんあり)
狭い壺(つぼ)の中に広々とした天(空)があるという意味で、何か事あった時には「誰にも邪魔されない心休まる自分の別世界を持つことが必要だ」ということ。

まさに、「一張一弛」の世界だ。
そして、その上、なお自分の中に、心休まる別世界を持っている人は強い。
どんなに忙しくても、どんなに苦しくても、どんなに行き詰ってしまっても、そこに行けば、自分が癒され、ほっとする場所。

「一張一弛(いっちょういっし)」の気持ちで日々すごしたい。

上記の【一張一弛(いっちょういっし)】については人の心に灯をともすより引用しています。

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