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専門高校から国公立大学合格への道

こんにちは! 皆さんは努力が実を結んだと感じた事がありますか???

今日は自己紹介兼、私の体験を紹介したいと思います。

私は小学校、中学校とやんちゃ坊主で毎日のように先生に怒られては反抗し、を繰り返していました。
火遊びや夜遊びは当たり前でした。
そんな生活にも飽き始めた時、初めて''夢''というものを持ちました。

初めて一軒家に引っ越すことになったのが中3で、家を建てる様子を見に行くことになりました。その時見た大工さんの姿に強い憧れを抱きました。
汗水たらしてせっせと働くその姿は今でも忘れていません。
そこでふと、

「大工になりたい」

と思ったのです。そのためにまずは大学を出ようと考えました。
それから、県内で唯一建築を学べるK工業高校に行こうと決めました。しかし、今まで勉強をしてこなかった私にとってこの決断は無謀であり、周りからも白い目で見られました。負けることが嫌いだったので必死に勉強し、ついに合格を勝ち取ることができました。

入学前は「工業高校は普通科の勉強+工業科の勉強ができるなんてすごい!」と思っていて、いざ入学してみると普通科の勉強はほとんどやらず(国語は現代文のみ、数学はA,Bをやらず、英語はテキスト,ワークなし、社会は地理A,世界史A,現代社会すべて途中まで、理科は3年間かけて物理基礎のみ)、専門教科が週の半分を占める様な時間割でした。さらに部活も夜遅くまでやっていて、家に着くのが23:00で体調を崩すことも多くなりました。

高校1年の9月のことです。私の家はあまり裕福ではなく私立の大学には行けないので、独学で国公立の大学へ行こうと決めました。そうなるとどうしても勉強の時間が足りません。あれこれ悩んだ末、部活の時間を勉強に使おうと考え、しっかりと理由を顧問の先生に説明し、部活を辞めたいと申し出たところ、

「辞めてもお前には無理だからやめておけ」

などと言われました。この時自分の中の何かが切れ、何がなんでもやってやろう、見返してやろうと決心しました。この日から毎日図書館で1人勉強をし、塾に行き、全ての時間(お風呂、ご飯、電車の中など)を使って勉強をしました。私の学校はあまり勉強熱心ではなかったため、周りの友達はみな遊びに行っていました。正直羨ましくて何度も遊びに行ってしまおうと考えましたが、それでは自分に負けた気がするためグッと堪えて勉強し続けました。

そして3年の4月を迎え、いよいよ受験を意識しだす頃に、YouTubeで現代社会について調べていた時、たまたまYさんの「投資」についての動画を開きました。それまで気にも止めていなかった分野だったので興味が出て最後まで見てみました。そこで経済の仕組みやお金の回り方を知るうちに、その世界に引き込まれていきました。
前々から知人の大工さんに「仕事が全然ないからあまり大工はおすすめ出来ない」と言われていて、悩んでいた矢先の事だったのでなおさらです。

また色々考え、最終的に「かっこいいから」だけでは豊かな生活が出来ないんじゃないか?という考えに至りました。家が裕福でない分、「豊かな生活」は小さい頃からの今も変わらぬ憧れです。ここで再度、無謀な挑戦をしようと考えました。それは

「文転」

です。建築の大学に行くには理系の勉強(物理など)がどうしても必要となります。しかし、経済系の大学となると英語など文系の科目が必要となるため、文系科目を勉強しなければなりません。自分でも苦しくなるだろうことは承知でした。そこで塾の先生に相談してみたところ、「いいんじゃない?頑張ってみなよ」と背中を押され、3年の5月に文転を決めました。

そこから10ヶ月間は全てを切り替え、第1志望をN大学に絞り必死に勉強しました。夏休みは毎日開館~閉館まで塾に行き、18時間勉強をし、睡眠時間は2,3時間にまで削り(下を向けば疲れで鼻血がでました)、どこへ行く時も英単語帳を携帯して勉強していました。周りの友達は推薦で合格し遊びほうけていました。一般受験は私1人だったため最後まで自分との戦いでした。ストレスで髪は抜け、白髪は増え、体重も10kg近く増えましたが、どんな時でもポジティブに考えるようにしていました。その結果、努力に比例し偏差値は半年で約15あげることができました。

何とか最後までやりきり、センター試験本番は万全で快く臨むことができました。現代社会と現代文については本番で最高点をとることができ、合計点数も大学のボーダーを超え、この時

「努力は裏切らないなぁ」

と改めて実感しました。この経験で自信が付き、

「自分ならできる!!」

とさらにポジティブに考えるようになりました。2次試験に向けて明るい心持ちで勉強が出来たため、本番も緊張することなく終えることが出来ました。悔いなくやりきることが出来たあの瞬間は忘れられません。

そして待ちに待った合格発表の日、私は自宅でその時を待っていました。11:00になり、ホームページから自分の番号を探します。「・・・・10」「・・・・11」...

「・・・・14」!!!!!!

ありました!なんと合格していました!今までの全ての努力が身を結んだのです!!合格の嬉しさと同時に、部活の顧問の先生を見返すことが出来てほんっっっとうに最高な気分でした。
真剣に接してくれた両親、塾の先生、学校の先生には感謝してもしきれないです。次は私が恩返ししていきたいです😊

長々とお付き合い頂きありがとうございます。
結論を言いますと、


諦めずにコツコツと続けていればなんでも出来ちゃうんです。努力が裏切るはずないんです。
周りに笑われたっていいんです。馬鹿にされたっていいんです。努力してる人はかっこいいんです。もし辛くなったら笑いましょう。ポジティブはいつなんどきでも役に立ちます。