見出し画像

「仕事ができる」というのは「誰かへの憑依がうまい」ということなのかもしれない

仕事柄さまざまな規模の、さまざまな職位の方とお会いするのですが、その中でも「この人、できるっ!」と感じる人には傾向があります。それは他人の思考や心理を解像度高く想像できる力、つまり「誰かへの憑依がうまいこと」なのでは?と思った話です。


仕事とはそもそもなにか

急に大きな話ですみません(笑)仕事ができる、という概念を語るために、まずは仕事とはなんなのかを定義させてください!

そもそも仕事というのは、誰かに対して価値提供しその対価をいただく行為ですよね。つまりその価値提供する「誰か」の考えていることや、不安、期待、幸せを解像度高く想像できると、提供する価値の品質も大きく向上する、という風に考えています。

しかし、実際のところその価値を提供する相手がどんなことを考えているか想像しにくかったり、想像できたとしても全然違うことがあるため、価値提供をする先であろう人をインタビューをしたり、たくさんのデータを組み合わせて、その人の行動や頭の中を理解しようとしたりしますよね。

想像ができすぎてしまう人たち

ただ、ときにインタビューやデータのようなものがなかろうと、
「お客さんってこういうときにこういう気持ちになるから、こんな商品があった方がいいと思う」と価値提供する先の人の気持ちを想像し、施策を考え、実際に当ててしまう人がいます。

そういう人達の姿を見たとき、
「あー、仕事ができるってこういうことか」とものすごく腹落ちできたのです。
(それまでは、仕事ができる=仕事が早い/仕事が丁寧、みたいな粗い理解をしていました・・・!)

それから、そういった「仕事ができる人」に会うたびに、失礼を承知で
「とっても自分以外の誰かに対しての解像度が高いと思うのですが、それは元々ですか?」とお伺いするようにするようになりました。

残念ながら、たいていの場合「え、ほんと?ありがとう、これまで言われたことがないからわからない」という解答をもらうのですが、
何人かの方が「元々は苦手だったけど、徐々にできるようになってきたんだよねー」という話をしてくれたのです。つまり、誰かの憑依は後天的に身につけられる!ということです。(サンプル数が少ないのはご容赦ください!

仕事ができる人は、なにをしてそうなったのか

では、後天的に「誰かへの憑依力」を身に着けた人はなにをしてきたのか、
その答えは「エンタメ」にありそうです。

というのも、「仕事ができるなー」と思った人のすべてが、趣味として、アニメ、漫画、映画、小説に時間を投下していると話していたためです。

つまり、「誰かの人生/物語を追体験する」ことが「誰かへの憑依力」をあげるコツなのでは、と考えています。

これだったら真似できる!と嬉しくなったわたしは、ある程度の時間をエンタメに投下し、「登場人物の心情/心理/思考」に思いを馳せるようになったのです。その結果、ものすごい仕事ができるようになったと言われるようになりました、と書ければ良いのですが、まだ道半ばなようです。精進します。

まとめ

「仕事ができる」とは、「誰かに対して憑依すること」であり、
その憑依する力は、「エンタメ」によって後天的に強化できる、という話をしました。
「エンタメ」に投下する時間は、無駄なものと捉えられがちですが、使い方によってはプラスになるはずです。ガンガンエンタメに時間を投じ、ガンガン仕事ができるようになっていきましょう!


この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?