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【オススメ本】福島慶太『麒麟を呼ぶ』PHP出版、2020

福島慶太『麒麟を呼ぶ』PHP出版、2020 読了。

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京都府福知山で経営者(福島文進堂)、青年会議所(理事長)、市議会議員、商工会議所(副会頭)や観光協会(会長)等の役職中に、明智光秀を中心としたまちづくりの重要性を訴え、今年念願の大河ドラマ「麒麟が来る」の決定に至ったまでの思いやプロセスを綴った福島さんの体験記。

麒麟が「来る」ではなく「呼ぶ」という言葉選びにその全てが込められているわけですが、信念を持ち続ける重要性、勝者の歴史観で作られる歴史に良い意味で疑ってみる重要性、夢を夢で終わらさないためにそれを言葉にし、仲間(ネットワーク)を作り、諦めないこと、また小さなアクションを大切にすることの重要性を訴えられておられました。一市民としても大変共感いたします。

福島さんは本学のフレッシュマンツアーやロータリークラブとの協力講義などで個人的にもお世話になっていますが、本当に福知山を代表する経営者であり、まちづくりのキーパーソンであり、何より歴史、なかんずく明智光秀の愛好家でいらっしゃると思います。

サブタイトルに「光秀さん」とさん付けの呼称が入っているところあたりにもそのリスペクトが出ていますね(本職が本屋さんだけに細部にまでこだわるプロとしての配慮ですね)。

大河ドラマと一緒に読んで頂くと、また明智光秀の魅力、そして福知山が伝わるのではないか、と思います。ぜひご一読をば。

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84803-7

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