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【オススメ本】SHOWKO『私らしい言葉で話す』CCC、2023


陶芸家であり、経営者であり、コンサルでもあるSHOWKO ショウコさんによるコミュニケーション論本。

・言葉を磨くとは感性を磨くこと。
・言葉で考え、言葉で分かち合う。
・言葉を丁寧に扱えば、自分も世界も幸せになる。
・私らしい言葉を身につける。
・他者を認め、自分の軸を持ち、豊かに生きる。

職業や業界は違うが、私も日々言葉を商売道具にしているからだろうか。
表紙や帯から入ってくるこれらの言葉だけでも共感するところが多い。

また、自分らしく話すための手法として紹介されていた「出さない手紙」、「1人インタビュー」も面白いアイデアである。ぜひチャンスを見計らってチャレンジしたい。

少し角度を変えた感想にはなるが、直感的に思ったのは、以前読んだ宮崎哲也さんの『教養としての上級語彙』と一緒に読むと、左脳と右脳が両方刺激され面白いかも、ということ。

https://www.shinchosha.co.jp/book/603891/

もう少し抽象度を上げ言い換えば、それは、読むことは書くことであり、書くことは読むこと、と思いからである。

教えることは学ぶことであり、学ぶことは教えること--という感覚にも近いかもしれない。

いずれにせよ、一見逆に見える行為は、実は裏表あるいはお腹と背中の関係であり、セットで考えたら本質が見えるもの。

この本はその意味で、いや、少なくとも私はというべきか、左脳と右脳の両方を刺激しながら、読むことをオススメしたいと思った。

追記

蛇足だがSHOWKOさんとは、過去2回仕事で一緒になる機会を得つつも、実際お会いできず終いとなっている。一回目は日本酒のイベント、2回目は万博のイベントである。

そして、この本もいれれば、3回の出会い未遂とも言えるかもしれない。

ぜひ四度目の正直では、直接お目に掛かれれば、と愚考している。

http://books.cccmh.co.jp/list/detail/2432/

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