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値上げは気にしないと思いつつ、スーパーによって値段が違うとやっぱり迷う話

値上げのニュースが連日ニュースになっていますが、値上げ自体については許容というか仕方ないなと考えていました。
日本の物価はいつまで経っても上がってこなかったから、結果として給料も上がらない、という循環になってしまっている。
だけど、ウクライナ情勢や新型コロナの影響でエネルギー面や資源の関係で値上げに踏み切らざるを得ないというのは理解ができます。

スーパーで買うものが多少値上がっても、最初は戸惑うけど、次第に慣れるだろうという感覚でいました。
ところが、実際にスーパーへ行くと同じものの値段がスーパーによって違うことに気付いてしまうと、納得感はどこへやら。

買おうと思った商品は輸入品だったので、値段は為替の影響くらいの値段の差と思い込んでいたのですが、あるスーパーと別のスーパーの価格差が、あるスーパーで5個買ったら、別のスーパーでは6個買えるくらいの差があると高い方のスーパーで買うことをためらってしまいます。
ましてやどちらのスーパーも家からの距離がそんなに変わらない場合はなおさらです。

カンブリア宮殿かガイアの夜明けか忘れてしまいましたが、スーパーでは「もやし」の値段を上げられないと話していました。
もやしの値段を上げると、このスーパーは高いと主婦層が感じてしまい、別のスーパーへ流れてしまうということでした。
その番組を見ていた時は、たかだか「もやし」の値段で、と鼻で笑ってしまいましたが、もやしではなくとも、商品一つで自分がそのような振る舞いをしてしまうと、値上げって難しい問題なんだな、と感じました。

全スーパーが一斉に値上げしたら気付かなかったのでしょうけれど、気付いてしまうとなかなか買い物の手が止まりますね。

鶏肉は料理に使いやすいようにスーパーの人が切ってくれたものよりも、自分で切る必要のものを選んでしまいますし、豚肉は豚バラよりも豚小間を選んでしまうように、チリも積もれば山になるように一つ一つの価格差を考えてしまうと、じわじわと買い物に影響が出てきている実感があります。

原材料費の上昇で値段を上げられないお店は、商品自体の製造を見送っている店舗もあります。
近所のお肉屋さんではコロッケやメンチカツなどの総菜を店内で調理して販売していましたが、食用油や小麦粉の値段上昇にともない、「当面の間、揚げ物はお休みします」と案内文を提示していました。

値上げによって日常生活にじわじわと影響が出ていますが、土日には外に人が溢れかえっていますね。
飲食店、カフェなどはお客さんが多く入っていて、新型コロナの影響で人と会うことにためらっていた人が徐々にコロナ前の状態に戻ってきたような雰囲気を感じます。

外に人出が戻ってきて、経済が活性化して、給料が上がり、物価高を乗り越えられるくらいになると良いですね。
景気の気は、気持ちの気の字のようなので、ポジティブな雰囲気がある部分に期待をせずにはいられません。

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