ハイ/ローコンテクストの話 No.844

ハイ/ローコンテクストの話 No.844

FT書房

おはようございます、自宅の書斎から杉本です。
無事に巡礼を終えて帰ってきました……身体の状態を測定したら、十代に戻っていました。
とても、嬉しいです。
今日は海外に50日行って来た記念に、異文化コミュニケーションに欠かせない、ある概念をお話します。ゲームブックの魅力とは何なのか。そんなことにもつながるお話です。


◆よく言われるよね。
アメリカ合衆国や、ヨーロッパのような複数の文化が交わる土地では、ハッキリとものを言うのが大事、と言われます。
いっぽう、日本人は、あまりハッキリとものを言わないことが美徳とされて、育ちます。
これはよく「お国柄の違い」なんて言われますが、実際にはそうではありません。


◆なぜなのか。
巡礼をしていてよく起こったことなのですが、昨日、一緒に歩いた相手でも、次の日になって起きてみると、さっさと先に出て行ってしまっている、ということがありました。
私は日本人なので、なんとなく「今日一緒に歩いたんだから、明日も一緒に歩くだろう」と思っていましたが、相手は、「そう約束したわけではないのだから、明日一緒に歩くつもりがないと思っていた」のです。
これはヨーロッパ人相手に起こったことです。
この日本人(私)は心の底で、「ふつうは○○だ(ふつうは一度仲良くなったら、旅の間は一緒にいるものだ」という「常識」を抱えていました。
ところが、そのヨーロッパ人のほうは、異文化との交流経験が豊富だったため、「言っていないことを○○だと決めつけることはできない(約束もしていないのに、次の日も一緒にいると決めつけることはできない)」と考えていました。

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ゲームブック制作会社/グループのFT書房。執筆者5人、イラストレーター3人、編集3人、バグチェッカー1人、その他4人。リーダーは「登るゲームブック作家」杉本=ヨハネ。ここではメールマガジンの配信記事を、note用に再編集したものを置いていきます。