へたれ執筆日記<2>
計画と目標をたててみる
まずは全体のボリュームを決めます。
今回の話は世界観の説明が必要になるので、枚数は多めになります。
だいたい三段組テンプレートで120枚から130枚。
三段組テンプレートとは雑誌の三段組のレイアウトのことです。
雑誌に書く機会は近年ないのですが、初稿時には大昔の「小説ビーボーイ」時代に作成したWordのテンプレートをいまだに使用しています。
そのテンプレートでストーリーの構造を組み立てる癖がついているので、下手に変えたら感覚が狂いそうなので変更できずにいるのです。なにかすでにそういう身体にされてしまっているというか。
旧ビブロスさんでは「とにかく攻を男らしく、カッコよく」と毎度のように指摘されていたのを思い出します(遠い目)。
なんていうか、こう、「俺様俺様!もっと強気に!!ゴージャスに!!!」みたいな。
…………一度くらいはそんなゴージャスな攻を書いてみたい人生でした。
それはさておき、全体のボリュームが決まったら次は配分になります。
全体が120枚だとすると、起20枚、承30枚、転40枚、結30枚――大雑把に考えてこんな感じです。
人によって違うと思いますが、わたしはプロットでは「起」の部分しかストーリーを作りません。本文を書きながら頭の中で組み立てるタイプなので、「起」から「承」が一番時間がかかります。
その代わり、「承」から「転」の冒頭までいけば自然に話が展開するのに任せるので、その時点でだいだい終わりまでの執筆時間が逆算できるといった感じです。
なので、12月初旬までには手間のかかる起承の部分を粗くでもいいから一通り終わらせておきたい。12月中旬までずれ込むのは許容範囲だが、そこで収めるように努力する――。
そんな感じで、まずは「起承」の部分を固めることを第一段階の目標としたいと思います。
しかし目標を立てるのは良いことのはずなのに、書いていて嫌な汗がでてきました……。
noteの記事は自分の感覚的には「スギハラリオというひとが杉原理生のことを書いている」というていで記しています(どっちもわたしなんですが)。
よくわからないことをやっていると思われるかもしれないですが、これだけでも一枚フィルターをかけている状態になって、自分のことを書きやすくなるのです。
セルフ外圧装置として記事を書いているとはいえ、かかる圧を調整できるというか、ストレスが緩和されるというか、胃にやさしい……。
では、当座の目標に向けて執筆にとりかかります。
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