GW積読消化しようぜって話
こんばんは、スギモトです。
note毎日投稿72日目です。
僕は今日からGW始まりました。
初日は生憎の天気でしたので、ずっと家の中でPCと向き合っていました。
最近は忙しく読書ができていなかったので、本棚が積読で埋まっています。
そこでこの連休を利用して読書をし、心を平穏を取り戻そうと思います。
記念すべき積読消化第1弾がこちら「イエスタデイをうたって」です。
僕は躊躇なく小説ではなく漫画を読書を言い切るタイプの人間です。
1998年1号から不定期連載された冬目景先生の作品で、2015年に完結しています。
1年間の掲載が5回に満たないこともあり、単行本第3巻出版から第4巻までに2年以上、第4巻から第5巻まではほぼ3年かかるなど大きく間隔が開く刊行ペースとなり、2015年に完結するという足掛け18年間という長期連載作品となっています。
物語は大卒のフリーターとして登場した後、物語の進展とともに写真スタジオで働きはじめる主人公を中心に、歳の離れているふたりのヒロインや、個性的で深みのあるサブキャラクターたちが、恋愛、仕事、(美大)受験、家族、夢といった日常的な問題に直面し、一進一退を繰り返しながら、じぶんたちの未来をほんの少しずつ手探りしてゆく人間ドラマです。
主な舞台となるのは新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街とされていますが、これは東京都世田谷区だと思います。
この他、横浜や金沢なども重要な舞台として登場します。
大学を卒業したものの職に就くことなく、フリーターとして特に目標もないまま過ごしているリクオ。
そんなある日、カラスを連れた黒ずくめの少女・ハルが現れる。彼女の破天荒な振る舞いに戸惑う中、リクオはかつての想い人・榀子が東京に戻ってきたことを知って物語は動き始めます。
ここまで作品を簡単に紹介しました。
僕はラブコメの甘ったるい雰囲気があまり得意ではないので、青春群像劇やラブコメは読まない派です。
ですが、「イエスタデイをうたって」は他の作品と一線を画しており、僕は見事にハマりました。
それは時代背景にあると僕は考えます。
物語の時代背景は1980年代から1990年代の東京を舞台としています。
この時僕は産まれていません。
ですので、作中の当たり前が僕にとっては全て真新しい発見でした。
特に印象に残っているシーンは主人公とヒロインが連絡を取り合う際、公衆電話を使用しているシーンです。
まだスマホはおろか携帯電話すら普及していない時代です。
公衆電話を使うということは勿論家電に架けているはずです。
そのため作中でも連絡が取れないこともしばしば。
自分の親世代はこれが普通だったと思うとかなり不便だと感じます。
スマホがないためLINEなんてものは存在しません。
この時代の若者はどのようにして生活していたのかを考えさせられる作品です。
コミュニケーションの方法が数多く存在する我々若い世代だからこそ刺さるかもしれません。
もしGWお時間があるようであれば、一度お手にとってみてはいかがでしょうか。
冬目先生が描くリアルな日常と甘ったるくない恋模様をお楽しみください。
それではまた明日。
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