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ライブ前日の色彩

ぼくは明日、ライブを演る。
およそ普段の自分には似合わないステージの上で、いくつもの光はぼくとぼくのギターだけを照らし、来てくれたお客さんと向き合い自分の作った歌を聞いてもらう。それはもう最高に緊張するし、最高に楽しいひとときだろう。でも失敗するんじゃないかとか、受け入れてもらえないんじゃないか、なんて不安も同時に抱えている。
この気持ちたちが全部混ざって、今のぼくの心は何色をしているんだろう。ただのイメージでしかないんだけど、なんとなーくそれは透明な紫なんじゃないかなと思う。紫は青と赤がうまい割合で混ざってあの不思議な色を出している。例えるならば紫が一番的確だ。
そしてその主張しすぎない透明な紫のキャンパスの上に、明日はめいっぱい赤で情熱を青で夢を描きたい。そして一番最後に真ん中に大きく自分の名前を彫り込んで、自分の存在証明をしたい。
気持ちがとっちらかってるのなら混ぜればいいじゃないか。
#エッセイ
#ライブ
#うたうたい
#色彩
#詩

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