- 運営しているクリエイター
記事一覧
CHAOS WEST
「花はすんなりしたものの上にも、不出来の上にもこうして咲くが、
どちらが大きい花か、そんなことは問題ではあるまい。
花が咲くことは嬉しいのである。」
と綴られた幸田文の書を読んでいた。
きれいか、そうでないかの、感覚のところを審判せずに、
ただ咲くことの話しをしているので、嫌味がなく、
ああ、そうか、と軽くハッとさせる影響力を持つ言葉だった。
誰かから花束を貰ったり、どこかに咲
TOUGH DROPS
というわけで、そこが例えば友達の家だろうがクラブだろうが、
お構いなしに食に関する貪欲ト-クを繰り広げる女子を見て、
それを横目でなじろうとする男子の皆さんが、
自分のことは棚に上げっぱなしで夢中で喋りまくるのは、
いつだってスポ-ツに関するお話し。
おいおい、普段から体力無さげな音楽かけといて、そりゃないでしょ。
なぜ?なぜみんなしてスポ-ツ中心に世界を転がしているのか…。
なぜ?なぜ
ZERO Turbo
きいろ、きいろ、きいろ、い看板を、さがしさがし探し求めて、迷える子羊のごとく六本木の街を彷徨い歩いた日から数えてもはや8年。
風営法とかいう、深夜12時以降のクラブ営業は風俗店と一緒なので取り締まります、 なんて心の狭い、無茶苦茶な法律に追っかけられ、何度か営業停止になりながらもいまだ健在、月に一度はお世話になりたい西麻布のクラブ・イエロ-。
このキイロ-、あ、イエロ-の月間スケジュ-ル
SIMPLE-696
『人気者、ハ-バ-トのドクタ-・ロキット名義のアルバム。数々の愉快なサンプリングが散りばめられた音と、それに付いてくるおもちゃのおまけのような可愛いタイトルが詰まった、愛すべき一枚。こういうモノこそ家で聴きたい。ハ-バ-トが凄いのは、音楽に対するこだわりと柔軟性とが無理なく同居し、加えて豊かな才能とセンスまで持ち合わせているところ。彼のような人のことを本当に「少年みたいな」 人だというんじゃな
UNDERGROUND VISION
ジェフ・ミルズのDJが凄いらしい、と噂になる 、今では考えられないぐらい初々しい時代の話がしたいのです。
すべてが思い出深くしみこんだ来日ラッシュが続き、 楽しみながらも必死に遊び通した夏が終わった途端、新たに注目された一人の黒人男性。どこかの誰かが海外のクラブへ足を運んだ際に目撃したというそのDJプレイの体験談が瞬く間に広まり、そんな言い伝えひとつで興奮できるほど無駄な情報もないまっさ
CLUB VENUS IBIZA IN TOKYO
月日は94年、夏。
この夏が特別な夏だった人がもし世の中にまだいるのであれば、このフライヤーをまず見てほしいと思う。
パーティー名はクラブ・ヴィーナス 。
今にも動き出しそうに踊るサマーな男と女の眩しい姿がなんともいえず魅力的で、私の心に今も猛烈に残っているこの一枚のフライヤーは、
オーガナイザー でカメラマンでもある久保憲司氏が撮影した写真を使ったもので、自ら体験した 快楽島ことイビサ