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土いじり


デイサービスの利用者とこども園の子ども達と植えた野菜たちは、今、すくすくと育ち、少しずつ実を付け始めています。
梅雨入りしたにもかかわらず、天候が良好なこと、気温が高いことで、光合成が活性化され、作物の生育に影響を及ぼしているようです?



5月末に育てた苗の生育状況を確認するために、デイサービス利用者さんが農園を見に来ることは、生きがいづくりや機能訓練にも繋がっており、「子ども達と一緒に育てて嬉しかった」「また、一緒に、収穫祭を行いたい」という感情の動きは、利用者のQOL/ADL向上に良い影響を及ぼしてていると思います。


家庭菜園を含め、土いじりをすることは、論文によると、土壌に生息する腐生性細菌 Mycobacterium vaccae菌に、・抗炎症・免疫調節・抗ストレス作用、が確認されたとのことでした。

このMycobacterium vaccae菌は以前から、抗うつ効果があることが知られており、土に近い生活をしているほど、うつになりにくいとされていました。
農家の方や、土いじりの習慣のある方は、比較的健康な方が多いのもうなずけます。農作業で体を動かすということ以外に、土の中の細菌に触れること自体が、健康に大きく寄与しているということのようです。

高齢者もそうですが、子ども達が土に触れる機会が少なくなり、泥遊びをしている子どもを最近見かけたことがありません。



自然の中で生きていくことを大切にすることは、今のSDGsや環境問題を解決することにも繋がるのではないかと思っています。

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