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2020年度卒業研究:トイレから望む世界

2020年度の卒業研究の中から、注連櫻公さんの研究を紹介します。

トイレから望む世界

注連櫻公(京都産業大学現代社会学部4年)

1.はじめに
 皆さんはトイレにどのようなイメージを持っているだろうか。私は幼少期暗くて汚いというイメージから外出先ではトイレに行くことが苦手だった。しかし、最近のトイレは駅のトイレでさえホテルのトイレかと思うほどキレイで、さらに最新のウォシュレットすら搭載されている。日本のトイレ環境はここ数十年で汲取り式トイレから水洗トイレそして洋式トイレへと著しい発展があったが(屎尿・下水研究会 2016:14)、他の国はどうだろうか。
私は一昨年生まれて初めて海外渡航を経験したが、最も文化のギャップを感じたのはトイレであった。中でも韓国のトイレには驚かされた。トイレに入ると大きなごみ箱が設置されており中を覗いてみると使用済みのトイレットペーパーが大量に入っていた。あのごみ箱がなぜ設置されていたのか後々知ったことだが、韓国、中国など一部の国では水に溶けるトイレットペーパーが高価だったこと、そしてトイレットペーパーを流せる下水道がなかったため今でもごみ箱に使用済みの紙を捨てているようだ(屎尿・下水研究会 2016:19)。
 このように一歩国を出れば全人類が共通して使うトイレでさえ全く異なるルールが存在している。毎日必ず使うトイレであるからこそ、国民性や文化が色濃く出るのではないだろうか。筆者はトイレから各国の文化の違い、そしてその国の習慣や意識を望めるのではないかと考えている。この論文では映画やドラマからトイレのシーンを抜粋し、国の社会的な意識や文化の違いを明らかにすることを目的としている。

2.トイレの歴史 
 本節では社会の中でのトイレとは一体どのようなものだったかを考察しながらトイレの歴史を振り返る。まずは世界最古の水洗トイレといわれているモヘンジョ・ダロ遺跡のトイレ遺構や日本では縄文時代の鳥浜貝塚の桟橋式トイレなどが登場した原始時代から考察してみよう(屎尿・下水研究会 2016:1、16)。これらのトイレは屋外に設置され、仕切もなくプライベートな空間が一切ない状態だった。この時代は害獣や外敵などもいたことから恥ずかしい気持ちよりも生きることを優先していたのではないだろうか。そのため敵が来てもすぐに動けるような構造にしていたと考えられる。
 次に樋箱や汲み取り式トイレなどが登場した古代から中世初期時代を中心に見ていく。平安時代の貴族たちは寝殿造の家に住み、移動式便器である樋箱などのいわゆるおまるを使い、部屋の一部を御簾で仕切って排泄をしていた(屎尿・下水研究会 2016:32)。時代が変わり外敵から身を守れる建物を建設し、読み書きなどの文明も発展してきたことで余裕のある生活が増えてきたのではないだろうか。外敵から身を守る必要が格段に少なくなり、閉鎖的な空間で排泄をする余裕や習慣ができたと考えられる。しかし、依然として庶民は老若男女関わらず川や土の上で排泄していた(屎尿・下水研究会 2016:3)。今までは排泄物を捨てていたが、鎌倉時代の日宋貿易により屎尿を肥料として利用する方法が伝わり溜める汲み取り式便所が登場した。また、書院造になってから家屋内にトイレを設けるようになった(屎尿・下水研究会 2016:33)。効率的に屎尿を溜めるために、特定の場所で排泄するための空間の確保と道具が必要になったのではないだろうか。さらに江戸時代になると農村での屎尿の利用が全国的に定着していき、屎尿を手に入れるためにお金を払う農家が現れたことで屎尿は有価物になった(屎尿・下水研究会 2016:34)。このように、江戸時代までの日本において、トイレという空間は何よりもまず人々にとって肥料を効率的に溜めるという目的を有していたということが確認できる。
 一方、ヨーロッパでは16世紀後半に屎尿の匂いを極端に嫌ったエリザベス女王がジョン・ハリントンという人が発案した排便用の椅子を採用したのが世界初の水洗トイレとなった(屎尿・下水研究会 2016:18-19)。パリでは中世頃一般住宅にトイレがなかったため、屎尿を含めて、ごみなどを窓から道路に投げ捨てられ、19世紀でさえ窓から投げ捨てることが続いていたという。その一方で、1800年代に下水道の長さは20キロ、1855年には163キロ1988年には総延長1535キロと早々に整備が整っていった。1832年のコレラの発生が契機であるという(鈴木 1988:185)。日本との違いは匂いが嫌だからトイレをするための場所と道具を用意した点である。この時点ですでにヨーロッパではトイレという空間に対してプライベートな空間という認識があったのではないだろうか。
 日本において水洗トイレは1914年製陶研究所が水洗式便器を初出荷したことから始まる。1920年ごろ震災復興のための非水洗の衛生特需が発生すると共に、浄化槽や下水道の未整備が問題となり徐々に整備が始まる。1959年頃日本住宅公団が洋式便器を採用したことで洋式トイレ普及のきっかけとなった。1964年東洋陶器(現 TOTO株式会社)が温水洗浄便座の輸入販売を始め、1992年には人を感知すると自動で便器のフタが開く機能を搭載した温水洗浄便座が発売される。1990年代O-157問題が起こり、それに伴って抗菌仕様の便器が普及し、清潔好きの日本人に適した、より清掃性・清潔性を向上させた便器が発売される。2000年代には温水洗浄便座の普及率が50%を超える(一般社団法人日本レストルーム工業会 online)。
 前近代では日本だけでなく世界的にもトイレという空間は意味を持たず、ただ排泄する場所という印象が強かった。しかし、近代では徐々にトイレという空間が生まれたことで、誰にも知られない小さなプライベートな空間が与えられた。そんな空間で人々はいったい何をしているのだろうか。

3.『トレインスポッティング』『T2 トレインスポッティング』
 まず、ヨーロッパが舞台である映画の中でもトイレの印象が最も強かった『トレインスポッティング』(ダニー・ボイル監督、1996年、イギリス製作)を取り上げたい。この映画は1996年に公開され、その20年後に前作の続きとなる『T2 トレインスポッティング』(ダニー・ボイル監督、2017年、イギリス製作)が公開された。ここではこの二作の映画における撮影時のスコットランドの社会や人々の社会的意識について分析していこうと思う。
 一作目の『トレインスポッティング』は1996年のスコットランド、エディンバラを舞台にヘロイン中毒、万引き、暴力など問題を抱えるスコットランドの若者を描いた作品である。
 この作品では2点に注目したいと思う。一つ目はトイレの外見についてである。動画1は主人公レントンが便意を催し、近くのバーのトイレに駆け込むシーンである。

(動画1:スコットランド一汚いトイレ)

 このトイレは公に公開されているトイレであるにもかかわらず、破壊されたままの便器、さらに汚物が床に溜まり掃除が行き届いていないことがわかる。ここから考察できることとして衛生管理の放棄、治安の低下など行政のサポート不足が挙げられる。このようなシーンには、当時のイギリスの行政をめぐる時代背景が反映されていると考えられる。つまり、1990年からサッチャー政権が始まり、それに伴いインフラの整備を民間に任せる「小さな政府」へとシフトしていきスコットランドのような地方を切り捨てる考え方に変わっていったのである(『朝日新聞』1992.4.11 朝刊)。そもそもスコットランドは1707年にイングランドとの併合により大ブリテン王国という一つの国にまとめられてしまった歴史があるが、当時のイギリスでは新自由主義のもと、連合王国の中でもお荷物になっていたスコットランドを切り捨てる考え方に変わっていったのである。作中レントンは自国スコットランドに対して以下のように述べている。

スコットランド人がどうしたってんだ!俺たちはクズ中のクズ、地球上のカスだ。世界で一番みすぼらしくて、みじめで、同情の余地もない国民だ。イギリス人が嫌いってやつもいるが、俺はそうじゃない。連中は単なる能無し野郎どもだ。それに引き換え俺たちはその能無し野郎どもに占領されてるんだぞ。占領されるほどまともな文化もないってのによ。そんないけ好かない野郎どもの言いなりなんだ、俺たちは。そんな国にいることなんてクソ以外の何者でもないんだよ、トミー。新鮮な空気があるからって、いったいそれが何になるってんだ。(池下 1999:69)

 このセリフからスコットランド人がイギリス人に占領されたことに対する嫌悪感、そしてそれを上回る自国に対する劣等感が感じられ、国家から見放されたことに対しても抗うことなく力なく諦めている様子がうかがえる。
 二つ目はトイレの使用方法についてである。トイレというのは外から見えないがゆえに他者には内緒のことができる秘密の空間であるともいえる。例えば財布の中身を確認したり、デート中歯に何かつまっていないか確認したりしたことが誰しもあるのではないだろうか。この作品ではレントンがトイレに入り用を足すがそれだけでなく、便器の中に落としてしまった薬を探すために汚物にまみれた便器の中を潜っていくのだ。便器の中は青く広大な海が広がっており、海底に沈んだ薬を拾うため必死に潜るレントンの姿が描かれている。恐らく薬物中毒のレントンが見た妄想にすぎないが小さなトイレの個室の中でこんなにも大きな冒険を繰り広げてしまうのは、あまりにも大胆である。一方で、個室の外にまで汚水が溢れている点は秘密が外にまで漏れていているように感じる。
 次に2017年に公開された『T2 トレインスポッティング』を見ていこう。本作は一作目の20年後であり、故郷を離れていたレントンが20年ぶりに地元へ帰ることでバラバラになっていた幼馴染たちが集結し復讐が始まるというストーリーである。
 今作もまずはトイレの外見から見ていこうと思う。トイレでレントンとベグビーが再開するシーンでは、前作と比べると衛生面で著しい向上が見られる。汚水は溢れてはいないが、至る所に落書きがありトイレットペーパーは床に捨てられ、またいくつかの個室は恐らくペーパーが詰まって中に入るのを渋るほどであった。前作は暗く汚いと一瞬で判断できたが、今作では明るくひと目見ただけではそこまで汚いとは判断できない。
 今作の時代背景となる2017年頃のスコットランドについて調べてみた。2014年から2016年にかけてスコットランドでは大きな動きが見られた。それはイギリスからの独立についてである。2014年にスコットランドではイギリスからの独立を問う住民投票が実施され結果は、独立反対が55%、賛成が45%であった。これを受けスコットランドはイギリスに残留することが決定したのだ。しかし、その後2016年の国民投票でイギリスのEU離脱が決まったことからスコットランド自治政府のスタージョン首相が再度住民投票を実施することの必要性を説いた。その結果、スコットランドではEU残留派が多数であった。このように2017年頃はスコットランドにとって重要な出来事が立て続けに起こっていた。住民たちは独立に向け立ち上がっているが、実際には反対派の人の方が多かったことや、EU離脱に際して独立を望む声が増加したがイギリスのジョンソン首相はスコットランドの独立に対して拒否する姿勢を見せた(BBC NEWS JAPAN online)。今作のトイレが前作と比較し、きれいになっていることでスコットランドはイギリスから切り捨てられた感がなくなり、むしろ今度はスコットランドがイギリスを切り捨てようとしているのを表わしているのではないだろうか。
 二つ目に、トイレの使い方についてだが今作のトイレはクラブの中にあるものでレントンは携帯をチェックと休憩を兼ねてトイレに、一方のベグビーは気になる女性と仲良くなるためにとある薬を服用しようとする。両者とも人から見られたくないことをするためにトイレへと入った。前作と異なる点はこそこそと個室内で目的を達成しようとしている点である。前作では他の個室を気にすることなく大胆な行動をとっていたが、今作では隣の個室に音が聞こえないか、誰が使っているのかを気にする場面があった。この違いはなぜ生まれたのだろうか。トイレの個室自体は秘密の空間であるがそこから一歩でも出ると、もはやそこにプライベートな空間などなく音さえもはみ出てはいけないというような世の中に変わっていったことが起因するのではないだろうか。1997年と比べて現代の文化や技術は著しく成長している。それに伴い世の中では誰しも携帯電話を持ち、その小さな機械でいろんな情報を発信している。特にSNSはプライベートなことを気軽に世間に発信できるツールであるが、同時に個人情報をも発信しているようなものだ。この主人公たちがこそこそしていたのは、例えトイレの中とはいえ外に誰がいるとも知れない場所で個人情報を洩らす行為をよく思わなかったのではないだろうか。現代は住みやすくなったが行き過ぎたところがあるというのもまた然りである。

4.日本のトイレ
 次に日本におけるトイレを見ていきたい。日本の映像文化におけるトイレ描写の事例としては、日本のドラマの中でもトイレの印象が最も強かった『ライフ』を取り上げる。このドラマは高校生が学校を舞台に壮絶ないじめに合い、クラスに蔓延るいじめに立ち向かっていく話である。この作品の中でのトイレはいじめが秘密裏に行われる場所、そして密告する場所として使われている。教師から見えない死角でのいじめであるため水をかけたり袋に入れて放置したりと犯罪まがいなことを平然と行っている。また、トイレの個室に誰もいないと思い、中に隠れている人物の悪口を言って恨みを買ってしまうという演出があった。トイレはプライベートな空間であると散々述べてきたが、完全にプライベートな空間ではない。日本ではトイレでのいじめは少数であるが、トイレでのいじめほど陰湿なものはない(いじめドクター online)。いじめとは先生や他者の目から見えないところでこっそりと行われる行為であるが、一方では暗黙の了解としてクラス内でいじめの情報は共有されていくという面も持ち合わせている。また、トイレとはプライベートな面を持つ一方で、不特定多数の人々が使用するパブリックな空間でもある。双方とも似通った二面性を持ち合わせていることがわかる。だからこそ人々はトイレでいじめを行いやすいのではないだろうか。
 もう一作日本のトイレを研究する上で印象深かった『トイレット』という映画を取り上げる。この映画はアメリカに移住することになった日本人の祖母とアメリカ人の孫たちが同居する上でアメリカと日本の文化の違いを少しずつ理解していくという話だ。孫が日本のトイレについての話を聞いたところ、自動でフタが開閉し便座は暖かくウォシュレットがついていてボタン一つで水を流せるスーパーハイテクトイレだと聞かされる。このように日本のトイレの素晴らしさが表現されているが、この映画の監督は日本人である。つまり日本人が発信する素晴らしい日本のトイレ自慢というわけだ。確かに筆者も本稿冒頭で日本のトイレは素晴らしいと称したが、なぜ日本人はそれほどまでにトイレに誇りを持っているのだろうか。その大きな要因としてウォシュレットとメディアが関係していると考える。ウォシュレットはTOTO株式会社がアメリカのアメリカン·ビデ社が開発した痔の患者用の医療用便座ウォッシュエアシートを日本人用に独自に改良したものである(屎尿·下水研究会 2016:195)。日本ではほとんどの家庭で普及しているウォシュレットだが、海外では全くと言っていいほど普及していない。そのウォシュレットを外国人に試してもらうといったテレビ番組を何度か目にしたことがある。その番組内でウォシュレットを体験した外国人は皆ひどく感動していた。このような番組を一度は目にしたことがあるのではないだろうか。そういった場面を見て私たちは日本のトイレの素晴らしさに気づき誇りに思い始めたのではないだろうか。この映画もその番組のように、アメリカ人の孫たちには日本のウォシュレットの素晴らしさを自慢し、視聴している日本人に対しては日本のトイレは素晴らしいのだと誇張しているように感じる。一方で、元来アメリカから輸入した物を改良してアメリカ人に自慢しているのは少し皮肉にも感じる。

5.まとめ
 日本のトイレも世界のトイレも同じような始まり方なのに歴史を詳しく見ることで、トイレや屎尿に対する意識の違いが徐々に生まれていったことが分かった。前近代ではトイレに対して特に意味を持たなかったが次第に価値を見出したり、私的な空間としてトイレという場所を設けたりするなど、トイレは様々な意味を持つようになった。国の風土が深く関わってはいるものの近代のトイレの発展はどの国も著しい。また、映画を通して時代や国によるトイレの清潔さや使い方でどのような社会背景があったのか、また自分たちの誇りや国民の意識が反映される空間として表されていることが分かった。トイレはその国におけるプライベートな部分やパブリックな部分の両方を反映している。パブリックな部分では社会の状況がトイレの外見として大いに反映され、それにより国民の意識も共有されていく。また、プライベートな部分では匂いを気にし始めたことから個室を生み出したことなど、時代の変化がうかがえる。二つの面を持つからこそより社会的な意識が反映されやすいのではないだろうか。
 どの国にもトイレに独自の文化や背景があるがどの世界にも共通していることがある。トイレというのは秘密の空間であり実際にどのように使うかはその人によって違い、必ずしも用を足すために使われるとは言えないということである。トイレとは用を足す場所であるというのは古代から変わらないと思われているが、今やトイレはそれにはとどまらない一つの「社会を望む窓」であるといった方がよいのではないだろうか。

参考文献

BBC NEWS JAPAN「スコットランド首相、独立めぐる住民投票に意欲 総選挙受け」(2021年1月5日取得;https://www.bbc.com/japanese/50820342)

「英国民は「安定」を望んだ(社説)」『朝日新聞』、1992年4月11日、朝刊、p2。

いじめドクター「子供のいじめはどのような場所で行われるのか」(2021年1月5日取得;https://ijime-doctor.org/the_place_bullying)

池下裕次、1999、『名作映画完全セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ トレインスポッティング』、スクリーンプレイ出版。

一般社団法人 日本レストルーム工業会「トイレ年表」(2020年10月8日取得;https://www.sanitary-net.com/history/)

屎尿・下水研究会、2016、『トイレー排泄の空間から見る日本の文化と歴史ー』ミネルヴァ書房。

鈴木了司、1988、『トイレ学入門』光雲社。

映画一覧

『ライフ』
原作:すえのぶけいこ、プロデューサー:中野利幸、脚本:根津理香、制作会社:フジテレビドラマ制作センター、放送期間:2007年6月30日~2007年9月15日、日本

『トイレット』
監督:荻上直子、脚本:荻上直子、配給:ショウゲート、公開日:2010年8月28日日本公開、制作国:日本、カナダ

『T2 トレインスポッティング』T2 Trainspotting
原作::アービン・ウェルシュ、監督:ダニー・ボイル、脚本:ジョン・ホッジ、配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、公開日2017年4月8日日本公開、制作国:イギリス

『トレインスポッティング』Trainspotting
原作:アービン・ウェルシュ、監督:ダニー・ボイル、脚本:ジョン・ホッジ、配給:アスミック=パルコ、公開日: 1996年11月30日日本公開、制作国:イギリス

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