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シネマアイリス

函館・五稜郭公園の近くにひっそりと佇む小さな映画館。


こんにちは。今回は、『函館市民映画館 シネマアイリス』について
ご紹介させていただきます。

シアター内は一度座ったら立ち上がりたくない
ふかふかの座席が66席。
映画の世界に没入できます。

代表の菅原さんにお話を伺いました。

ロビーには上映作品のポスターがずらり。
コーヒーの販売もされていました。

Q
サブカルチャーに対してどうお思いでしょうか。


1970年代に定着したもの。
世界中で起きている様々な動きが映画や音楽を通じて語られ、身近なエンターテインメントとして形に表われたものだと思っています。


地域とのつながりを感じた瞬間を教えてください。


瞬間、というか常に感じています。

90年代、函館市内の映画館は少なかった。
その頃、市民がお金を出し合い映画館を作るという動きが盛んになりました。

そこで、募金活動を行った結果、半年で700万円を集めることが出来ました。
それを元手に、当時映画館がなかった五稜郭地区に映画館を作ったのです。

現在、約15人ほど映画館スタッフのボランティアがいて、その中には学生もいます。
市民や学生に支えられているなあと感じています。

Q
函館市が舞台となった映画作品があると思うのですが、そのお話をお伺いしたいです。

A
函館市出身の佐藤泰志さんの小説が原作となった映画のことですね。

小説「海炭市叙景」は「函館市」がモチーフとなっています。それを映画で見たい!と強く思ったのです。

募金活動を行った結果、1年で1000万円が集まりました。
そして2010年に映画化が実現しました。

その後、続編を含め全部で5作品の映画化に成功しました。

映画の原作の小説も販売されています。

Q
SNSの使用についてどうお考えでしょうか。

A
現在はTwitterと紙媒体でのアンケートを行っていますが、
SNSの方が若者の声を拾いやすいですね。

市民からアンケートをとることで、自分が知らない映画を知るきっかけにもなるので勉強になります。

Q
ずばり、ミニシアターの良さとは何でしょうか。

A
映画を集中して見られるところですかね。

ミニシアターにも、シネマ太陽のような大きい映画館にも
それぞれ違った良さがあると思っています。

大きい映画館だと友だちや恋人とわいわいしながら見られるしね。
多様性ですね、選択肢は多い方が良い。

Q
シネマアイリスさんでできる地域貢献にはどのようなものがあるとお考えでしょうか。

A
ミニシアターがここにあって、市民の皆様のために上映をし続けること。
そのことが地域貢献であると思っています。


古くから函館市民に愛されているミニシアター。
皆さんもぜひ、訪れてみてください。


趣があり懐かしくなるような外観。

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