ホテルの宿泊枠を「出品」できる「Cansell」でお得に泊まる。
今回ご紹介するのは、ホテルの宿泊枠を「出品」でき、ホテルにお得に泊まれる「Cansell」というサービスです。
予約のキャンセルにつきまとう「キャンセル料」
ホテルの予約って、特に直前になればなるほどキャンセル料を取られる仕組みになっていますよね。
ホテル側の事情を考えると仕方ない面もあるのはわかるのですが、泊まらないのにキャンセル料を支払うのもちょっと納得いかない感じありますよね。
「だったら、その予約枠自体を他の人に売ってあげればいいじゃん!」というコンセプトです。
図解してみる
基本的にはマッチングプラットフォームなので、本館のブログの方で何度か出てきているモデルとよく似ています。
ホテルの宿泊枠を持っている売り手の「予約の値段をより安くてもいいから、キャンセル料を払うより損を少なくしたい」という需要と、買い手の「少しでも安くホテルに泊まりたい」という欲求を上手くマッチングさせるサービス。
ホテルとしても、宿泊枠を無駄にせずに済むので、みんなが幸せになれます。
早割予約を有効活用できる
ホテルによっては、「60日前割」や「120日前割」という早割制度を採用しているところもあります。
でも、120日後の予定なんて、どうなるかわからないですよね。
いくら安くなるとは言っても、予定がわからないのに予約できないな……という。
基本的に早割って誰かの記念日をお祝いするためとか、毎年決まっている旅行のためとか、「必ず予定が空いている」場合に利用するものですよね。
なんとなく予定空いてそうだけどどうなるかわからないな…というときには使いにくいんです。
でも、Cansellがあれば、「仮に予定が入っちゃってもCansellで売れるから予約しちゃおう!」という新しい選択ができるようになる。
早割ってホテル側からすれば宿泊枠を早い段階で確定できてありがたいし、宿泊者側からしても同じサービスを安く受けられるんで積極的に活用したほうがいい制度なんですよ。
Cansellはここに新しい動力をつけるサービスになっているんですね。(コレ重要)
宿泊枠の出品価格制限
法律面で気になった点の1つとして、宿泊枠を出品する場合の上限価格規制を紹介します。
出品額が無規制だと転売にも使えてしまうので、購入者の購入額以上にならないよう規約に明記されています。
転売というとチケットが一番身近でしょうか。
チケットの転売は「チケット不正転売禁止法」で規制されており違法です。
が、他のモノの転売は基本的に違法というわけではありません。
また、各ホテルの約款でも、名義変更を禁止しているところはあまりないですから、ホテルの宿泊枠を転売すること自体は違法ではないんですね。
しかしながら、Cansellを使った転売が横行すると正規価格で泊まれなくなったり名義変更の対応をホテル側がしてくれなくなったりというリスクが予想されるので、規約で明記しておくのがベターということになります。
Cansell成功の鍵は「カップルが破局しやすい時期」?
突然ですが、みなさんは、「1年のうちカップルの破局率が一番高い時期」ってご存知ですか?
私は、Cansell成功の鍵がここにあると見ています。
Cansellがマッチングプラットフォームである以上、買い手と売り手をいかに集めるかが勝負どころなんですね。
Cansellは商材がホテルの宿泊枠(しかもキャンセル料が発生するもの)なので、出品期間が短くならざるを得ず、買い手と売り手のニーズのマッチがより高い精度で求められます。
それが「1年のうちカップルの破局率が一番高い時期」と関連しているのではないかという予想です。
詳細はブログで書いていますので、気になった方はぜひブログの方でお楽しみください。
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