無関係に広がって

秋晴れの青空が広がっています。
その下で人が生まれ人が死に、
今日と云う日を生きている人がいます。

当り前の毎日が続くと思っていて、
今日が昨日と変わりなく過ぎて行くと、
其のはずだった時間の中に、
突然変化が訪れてしまう。

その波紋は個人に止まらず、
必ず周囲に伝わってしまいます。

衝撃的に、或いは破壊的に、
気付かぬ程度のことであっても、密やかに。

いつかは有りうる事、想像しうる事。
この広い、私とは全く無関係の顔をして、
過ぎて行く世界の中で、
取り残されていく、疎外感を感じるばかりで、

極ありふれた日常茶飯事の中の、
自然の成り行きのちっぽけな出来事に過ぎない普通の事に
片付けられてしまう事でしかない。

そんな秋晴れの空の下
大地を駆け回る歓声が聞こえて来たりするのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?