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【感想文】第一回THE SECOND 三四郎がめちゃくちゃウケててうれしい

 見た直後の感想なので言語化いまいちで、打つ前の鉄みたいなユルユル文章だけど速度重視ということで。
ギャロップおめでとう。
みんな面白かったし救われてたいい大会だった!

【所感】

① 競技として確立していないからこそのスタートアップの面白さがあった。来年もみたい反面、M-1みたいな恒例イベントとは距離をとってほしいとおいう勝手な願いから3年に一回とか不定期でいいやも。(権威・定番になってしまったM-1のカウンターパートとしても、今回すごくいい「新しい」賞レースだった気がするので。)
② 一般審査員そんな悪くないじゃん。昔のM-1やオンバト以来の「一般審査員はダメ」の呪縛から解放される嚆矢になればいい。(※一般審査員否定派の筆頭だった松本人志がアンバサダーにいるの、時代の流れを感じる。)理想は初期KOCの準決勝芸人100人とのハイブリッドみたいな制度だと、民衆と業界の意見を両方バランスよく、負担も少なく取り入れられていいのかも。
③ 昔と違って良くも悪くもファンも成熟しているな~と思った。民衆は学者が思うほど賢くはないが政治家が思うほど愚かでもない。松本人志の前で審査コメント求められるの面白すぎるな。
④ お笑いは笑えればいい。笑えるか笑えないかでいいんだって気持ちを思い出した。技術があるという前提であれば、別に客の俺たちまで芸術性とか新奇性とかこだわらなくてもいいんだって。
⑤ M-1の赤と金ベースに対して青と銀ベース、大人っぽいね。本当に温度の高い炎は青くなるみたいなメタファーを勝手に見出しちゃった。青が似合うお笑いが映えるね。

【各芸人の感想】

1.金属バット

【前情報】あんまり見たことなかった。お笑いファンがみんな好きがちだよな~ってくらいの情報。
【感想】見栄えのわりに案外オーソドックスで見やすいね。題材がオタクっぽいだけで、割とスタンダードというか演芸的だった。(ファン曰く、もっと自由に尖ったネタもあってこれは寄せているらしい。大会がマシンガンズとか三四郎あたりの影響で、そっちの方がよい空気になっちゃったから、こればかりは雰囲気の問題。)
スタンダードな進行の中にファンタジーと毒が込められている。他の人に例えるのも良くないがDr.ハインリッヒとかナイツとかに近い。
本当はM-1でやりたかったんかね。面白いけどまだ若手感があるというか、M-1カラーの若々しい赤の方が映える。
「M-1でいつか見られると思ってた」これだけでアンバサダー松本人志の価値をちゃんと分からせてくるの良いなぁ。

2.マシンガンズ

【前情報】めんどくせぇめんどくせぇMAXめんどくせぇ!レッドカーペットとかエンタの印象。
【感想】\(^o^)(^o^)/ やっぱり両手挙げるの面白い。
あの頃のレッドカーペット過ぎて笑っちゃった。懐かしʬʬ懐かしいで笑っちゃう。懐かしいのフォーマットが、中年の良さで味が出てて、さらに当意即妙の直近の話題突っ込んでくる。よい。この漫才のおかげでM-1とは違って、こういうので笑っていいんだな〜と思った。本人のインタビュも含めて大会の趣旨を教えてくれた。青と銀色が似合うからよかった。
決勝は面白かったけどまあ流石にね…って思った。燃え尽きる寸前の線香花火のように美しかったけど、最後ポトっと落ちてなかった?笑

3.スピードワゴン

【前情報】世間並には知っている。今回のネタは見たことあった。
【感想】いつも通りの面白さだった。知ってた。
春夏秋冬恋してる?ハンバーグ師匠までスピードワゴンのベストアルバムみたいな集大成だった。あと決勝とかまで行けばあま〜い!も聞けたかな。
ベスト盤がいいのか新作がいいのか。有名すぎても鮮度がある程度は欲しいという欲もあるね。ムズいね。面白かったけど「もっと聞きたい見てみたい」は三四郎の方だった。

4.三四郎

【前情報】昔の漫才は何本か見てて、高円寺クイズのネタがめっちゃ好きだった。(まだマセキのyoutubeに残ってた)
【感想】一番笑ったし一番面白かったけど一番小賢しかった。予選のネタを見た瞬間に最高得点が入ったのと瀧上がキレた理由の両方が理解できたから、いい伏線回収だった。「相田から三四郎に入る奴はいない!」だの「佐久間さん!」だの「警察に捕まり終えている!」だの「言うとしたらお前」だのその他諸々のサンプリング漫才みたいで新しい型(元々やってたんだろうけど)で、こういう漫才でも十分テレビで話題になるし通用するってのが分かっただけでもお笑いオタクは大喜びだろう。やっぱり新宿カウボーイだのHEYたくちゃんだのキングオブコメディだの言われたら、面白いもんな。

5.ギャロップ

【前情報】関西のお笑いには詳しくなくて、正直2018年のM-1で「自虐はウけんで(えみちゃん)」「つまらないハゲ方(志らく)」「劇場では面白いと思うけどM-1には適応できてなかった(ナイツ塙)」、、関西では面白いらしいがM-1では通用しなかった者の印象しかなかった。
【感想】一本目がハゲネタで、M-1の時の酷評を思い出して大丈夫か…?みたいな空気が一瞬流れてたけど面白さで一気に克服してた。めっさ面白かったけどテンダラー相手か…囲碁将棋相手か…と思ってたら勝っちゃった。関東の人間だからあまり彼らに詳しくなかった分名誉挽回汚名返上、大会の趣旨に即した人だったと思う。マシンガンズも大会の趣旨には沿ってたから、相手がギャロップ(か囲碁将棋)じゃなかったら勝ってたと思う。
(M-1でアレした人の名誉挽回の場…アキナとかPOISON GIRL BANDとかザ・パンチとか…今後機会があれば楽しみだなぁ。)

6.テンダラー

【前情報】THE MANZAIとかでちょくちょく知ってた。嫁も大好き。
【感想】最強やね。ベテランの風格見せられた。面白かったので特に言語化すべき感想が思いつかない。tintinがね~聞きたかった。どうだろう。

7.超新塾

【前情報】世代なので一番楽しみだった。エンタにたまに出てた禅(ZEN)が超新塾の二人だってのは最近まで良くわかっていなかった。
【感想】画像のフォントが一番映えるコンビ名だった。メンバーは変わったけど間違いなくどうした!からお前らが~できるわけないだろ!から全部あの頃の超新塾で、出てきたときのパーパパーパッパパで腹抱えて笑っちゃった。ほかの人は面白かった!だけど超新塾は面白かったというか、面白いのをなんで忘れてたんだろう…?って感じ。5人漫才で勢いありすぎるし難しいことしているな。間違いなく見せつけられた。
座高の話とweeeeee~!は昔からやってたんだろうけどちょっとわからなかった。

8.囲碁将棋

【前情報】大宮セブンの人。めっちゃ面白いらしい。
【感想】1本目は超新塾で頭が持ってかれてて、2本目は席外してて見れなかった。生意気だよ!のツッコミ面白いんけど、こっちのコンディションのせいで記憶には残らなかったな。。でも大宮が盛り上がるならうれしい。


良い大会だった。

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