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MOTHER、クロノクロス、LAL。ゲーム好きには夢のようだった1日

いやー昨日はゲームファンには本当に夢かと思うニュース続きでした!

私がめちゃくちゃテンション上がった3タイトルをご紹介します。Nintendo Switchで遊べるので、ゲームあんまりやったことない人にもぜひ遊んでほしいです!

MOTHERシリーズ(1、2)

糸井重里さんが監修したゲーム。有名なキャッチコピーは「おとなもこどもも、おねーさんも」。

コピーの通り、ゲーマーでない人にも遊びやすい設定とストーリーになっています。

糸井さんは当時ドラクエが社会現象になっていたのをみて「ゲームをつくりたい」と思われたそうです。

でも、ゲーム業界の人ではない糸井重里さんが作ったからこそ、一般的なRPGにはない様々な工夫が盛り込まれています。

ボスを倒したダンジョンでは雑魚敵が遠ざかるようになったり、ドラムロール式のHPゲージでコマンド入力のタイミングも重要だったり、ママとしばらく電話しなかったらホームシックになったり……

やったことない人はよくわからないですよね。すみません。

そんないろんな仕掛けを盛り込もうとしたためか、MOTHER2の開発は途中でにっちもさっちもいかなくなったそうです。

それで、当時ハル研究所のプログラマーだった岩田聡さん(後の任天堂社長)が召喚されます。開発状況をみた岩田さんは

「いまあるものを活かしながら手直ししていく方法だと2年かかります。一からつくり直していいのであれば、半年でやります」

そう答えて、一からつくり直して完成させたのは有名な話です。

けっこうブラックジョークだったり、トラウマになるくらい心をエグられる描写もあったりして、まさにゲームをあまりやらない大人にこそおすすめしたいです!

さすが糸井さんだけあって、テキストを使った笑いやびっくりする仕掛けも盛りだくさんです。

ゲーム制作の裏話が気になる方は、このあたりもぜひ!

クロノ・クロス

1999年発売。超有名作品「クロノトリガー」の続編として発売されました。

でも、ぜんぜん続編じゃないんです。いや、二週半くらい回ってちゃんと続編になってるというか……うーん説明がむずかしい。

クロノトリガーの純粋な続編だと思って遊ぶと裏切られるので、けっこう賛否両論ある作品です。

だけどていねいに読み解いていくと、クロノトリガーへのリスペクトのもとに、すごく緻密に設計されたストーリーであることが見えてきます。「続編ってこういう解釈もあるんだ」と驚かされる作品です。

もちろんクロノトリガーをやっていなくても十分楽しめます。

まずグラフィックが美しい。初代プレステの最高峰に近いと思います。特に海などの水の描写がほんとうにキレイ……

序盤は自然の描写がめちゃくちゃきれい。いっぽうで後半は同じ作品とは思えないくらい近未来の世界観になって、そのギャップもすごくいいです。この世界を探索するだけで楽しいです。

そしてなんといっても音楽がいい。

クロノトリガーと同じく光田康典さんが担当されています。ゲーム音楽好きならみんな知ってる超有名な作曲家です。

クロノトリガーも名曲揃いですが、クロノクロスもまったく負けていません。むしろちょっと大人でおしゃれに進化しているかも。

世界観だけでも楽しむ価値ありです。そして気づいたら難解なストーリーにはまっていくはず。考察サイトを何回も読みたくなります。とにかく作り込みがすごいと感じさせられる作品です。

ライブアライブ

1994年発売。

通称「あの世で俺にわび続けるRPG」

この作品は、7つ時代のまったく別のシナリオがオムニバス形式で進みます。

7つのシナリオは、登場人物もバラバラで、何のつながりもありません。ゲームシステムもまじでバラバラで、王道RPG・謎解き・格ゲー・ノベルゲームなどなど、1つの作品とは思えないバリエーションです。

そして最大の魅力は、最後に登場する8つ目の隠しシナリオ。

8つ目の「中世編」は勇者が魔王を倒すという王道RPGの体裁なのですが、全く予想できない結末が待っています。

プロデューサーの時田さんも仰っているように、王道RPGへのアンチテーゼを感じます。まさに大人に遊んでほしいです。

ストーリーはとにかくプレイしてもらうとして、今回のニュースでびっくりしたのはリメイクのクオリティの高さ。

昔のゲームをリメイクすると、ゴリゴリの3Dになって違和感満載になっちゃうことってあるんです。ゲームシステムがまったく変わっちゃって、とりあえずファンが好きそうなシーンだけ入れといて「これでみんなよろこぶっしょ」って思ってるんだろうなぁ……みたいなリメイクもあったり。。

でも、ライブアライブのリメイク映像をみると、違和感がいっさいなく、美しくバージョンアップしている印象を受けました。

まずドット絵のよさが残っているところがすごい。ドット絵と3DCGを融合させた「HD-2D」という手法をつかっているそうです。

音楽も当時のよさを残しつつ大幅にグレードアップしています。cvも違和感なし。名シーンも素敵に再現されていて、作品への愛を感じる。もうね、このムービーだけでファンは泣けるんですよ……

7月の発売がほんとうに楽しみ!ゲームの発売日を楽しみにするって、子どもの頃の感覚をひさしぶりに思い出した気分です。

ゲームをつくる人って、生きる楽しみをつくっている。いい作品になるように応援しながら、楽しみに待っています!

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