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お客さまがいない日々

最近の店舗の暇さ加減はヤバい。売上が予算を達成しないことはザラで、何なら前年すら全然足りない。おおよそ9割~8割のあたりを推移している。ひどい時には半分くらいだ。これはまあ第三者が見てもヤバくて、もちろん当事者から見てもしっかりヤバい。

一体何が起きているのか。

少し前に店舗の大幅なレイアウト変更が入り、取扱商品を減らしたのが俺が思いつく不振の原因だ。ざっくりいうと本業の品揃えを拡張し、本来は不要と思われている商品を大幅にカットした。俺自身は不要と思っていたが(本業とは単価も品揃えもまあ違う。あくまでオマケ的な扱いだと思っていたが)ここまで来店客数や売上高が悪くなると俺の見立ても甘く、そして本部の見立ても甘かった。

そして残念ながら、この推察が正しいのかどうかはわからない。エリア全体の売上も悪いし、そもそもこの業界自体が不況に片足突っ込んでいるし(実際に市場自体は縮小している。まさかこんなに早く滅びの足音が来るとは)、主語を大きくすれば人口が減っている日本の内需というのはほとんど縮小傾向になるのではないだろうか。

正直な話、売上が悪くても基本給は貰えるので、まあ売っても売らなくても構わないという考え方があり、そういう社員は一定数いる。その考え方も俺は分かるが、根が真面目な部分もある俺はどうしても業務を遂行しようとしてしまう。持てる力を全て出し切りたい。それはどちらかといえば良いことなのだが、悲しいかな俺一人が頑張ったところで全体を変えるまでの力はない。
俺を変えるか、他人を変えるか、環境を変えるかで、一番簡単なのは俺を変えることだ。しかし俺が変わったところで他人が変わるのか?それは分からない。変わるかもしれないし変わらないかもしれない。

会社としてはやる気のないパラサイト社員が大部分を占めたら良くないだろう。やる気を上げるには給料を上げるのが一番分かりやすいが、実際給料も上がらねえよな。年収600万欲しい。辛い。ちなみに何が辛いって、暇な店舗でただ突っ立っているだけなのが辛い。退屈がしんどい。マジでしんどい。



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