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全て記憶されてたら

記憶について思う事。
人間は忘れる生き物である。

仮定として

「生まれてから全ての記憶が忘れられない」

という仕様であったら一体どうなってしまうのかなんて事を考えてしまう。自身の曲で

「嫌な事全部忘れて」

という曲がある。全ての記憶を保持できないという人間の仕様。勉強や仕事、試験等の時には己の記憶力の無さを嘆くが、全ての記憶を保持出来る仕様で有った場合、嫌な事も忘れる事ができない訳である。それに忘れる事が出来ない場合には情報および感情の大洪水が起こり、脳がパンクして気が狂ってしまうであろう事は容易に想像できる。故に忘れる事が出来るというのは人間が生きる上で非常に重要な能力であるのが分かる。

「全部覚えてる事も出来ないが全部忘れる事も出来ない」


そんな中で良い事も悪い事も含めて

「残る記憶」

というのは一体何物なんだろうか?
歳を重ねていくにつれて記憶は断片化していく。私は認知症介護の仕事をしており、認知症の方が発するその断片的な記憶の言動を日常的に長時間耳にしている(これ実際にずっとにしているのは結構大変、仕事だからやっていける部分が大きい…)残る記憶に法則性や規則性、条件等があるのだろうか…

次回自身を振り返ってみてもいつまでも忘れない幼少期の記憶について書きたいと思う

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